食べる多肉グラパラリーフ
夫が農協で珍しい野菜を買ってきた。最近「食べることができる多肉植物」として最近注目を集めているグラパラリーフである。
うちでもいろんな多肉ちゃんを育てているため、最初の一口を食べるまでは脳が食用だと認識せず、抵抗があった。そもそもなんで多肉ちゃんを食べようなんてムーブメントが起きているのか。
グラパラリーフは栄養が豊富
グラパラリーフはメキシコ原産とされる多肉植物を食用に品種改良されたものである。元々多肉植物は、高山の斜面や砂漠などの乾燥した過酷な環境下でも生きられるよう進化してきた植物であり、葉に水分や養分を蓄えるような造りになっている。
グラパラリーフもミネラルやビタミン、アミノ酸が含まれており、中でもカルシウムやカルシウムの吸収をサポートするマグネシウムが豊富らしい。1枚当たりのカロリーはおよそ3キロカロリー。こうした理由からグラパラリーフは低カロリーで様々なミネラル・ビタミンを摂取することができる健康食材として人気が出てきているようだ。
グラパラリーフの味
グラパラリーフの味は青りんごに例えられることが多いらしいが…そうは思えなかった。シャクシャクとした歯応えはリンゴに似ていると言えなくもないが、甘みはなく、少し青臭い。個人的には素のままではあまり美味しいとは思えなかった。そこで、色々なものをディップしてみた。
グラパラリーフ×オリーブオイル×塩胡椒
まずはオーガニックレストランにありそうな組み合わせとしてオリーブオイル×塩胡椒で食べてみた。うん、微妙。グラパラリーフのつるつるとした葉面にはオリーブオイルが染み込まないので、そのまま食べた時とあまり変わらなかったのだ。しかし、油分と塩分を加えるという方向性はアリだと感じた。
グラパラリーフ×玉ねぎドレッシング
グラパラリーフは海外ではサラダとして食べることもあるらしいので、玉ねぎドレッシングをつけてみた。うん、悪くない。悪くないのだが…やはりグラパラリーフの葉面には液状のドレッシングはあまり染み込まず、ドレッシングとグラパラリーフの味が混ざらない。
グラパラリーフ×マヨネーズ
ディップしやすい&油分と塩分といえばマヨネーズだろう、ということでマヨネーズを試してみた。予想通り、グラパラリーフの青臭さが消え、ぐっと食べやすくなり…キュウリ感が増した。好みで七味をちょっとつけてもいい。
グラパラリーフ×味噌
マヨネーズをつけるとキュウリっぽくなったので、味噌も合うのではないかと思った。しかし、キュウリと比べ水分量が少ないためか、味噌をそのまま食べてる感じでしょっぱかった。
グラパラリーフ×味噌×クリームチーズ
味噌をまろやかにするためにクリームチーズを追加したところ、これが当たりだった。味噌×クリームチーズという組み合わせが鉄板なので美味しくない訳がない。ただ、とても食べやすい分、グラパラリーフの風味もほとんど消えてしまった。味的にはキュウリに味噌×クリームチーズをディップしているのとほぼ変わらない。パリッとしたグラパラリーフ特有の食感だけを楽しみたいという場合はこれが一番おすすめだと思う。
グラパラリーフ×蜂蜜
食感だけでなくグラパラリーフの風味も楽しみたい…という場合には蜂蜜がいいのではないか思う。蜂蜜の香りと甘さがグラパラリーフの青臭さを緩和してくれるが、後味にグラパラリーフの風味が残る。
注目の新食材グラパラリーフ。我が家的には、朝食に食べるなら「グラパラリーフ×蜂蜜」、夜のつまみにするなら「グラパラリーフ×味噌×クリームチーズ」かなという感じだ。
農協で見つけた変わり食材
2020.7.16投稿