鹿展Vol.3へ

神宮前ギャラリーで開催している鹿展Vol.3へ行ってきた。

3回目となる鹿展。秋の開催は初めて。今回もテイストの異なる作家さんのバリエーション豊かな鹿作品が集まった。

秋草愛さんの鹿の立体作品。小鳥とおすましポーズの鹿がとてもキュート。

秋草愛鹿展Vol.3作品

クウェート出身のブドル・クマ・アフマドさんの鹿。独特な色使いで描かれた可愛い寝顔に癒される。

イワサキレイさんの刺繍の鹿。色々な糸や素材を使って表現された質感に注目。

イワサキレイ鹿展Vol.3作品

岡崎妙子さんのクレヨン画の鹿。鮮やかな色で描かれた鹿や動物に強烈な生命エネルギーを感じる。

岡崎妙子鹿展Vol.3作品

永松英紀さんの鹿革製品。手に馴染む柔らかい質感が魅力。トレーナー、Tシャツなども取り扱っている。

永松英紀鹿展Vol.3作品

西尾さつきさんの日本画の鹿。雪をかぶった毛皮の質感がとてもリアル。この秋は天気が悪いため膠の乾きが悪くて制作が大変だったとか。優しい表情でこちらを見つめている。

西尾さつき鹿展Vol.3作品

吉野剛広さんの鹿。複雑に織り交ぜられた色彩の中に白く浮かび上がる鹿に神々しさを感じた。

吉野剛広鹿展Vol.3作品

絵画とはまた雰囲気の違うちょっととぼけた表情の立体作品も。

鹿展では、作品展示だけでなく販売も行っている。秋草さんの布を買ってきたので、夫に秋用のクッションを作ってもらおう。

鹿展Vol.3物販

鹿展Vol.3は9日火曜日まで。

鹿展Vol.3

鹿展Vol.3 Creators List

バーフバリの絶叫上映にいってみた

この前の連休中、地元の映画館で『バーフバリ 王の凱旋』 の完全版を上映していたので行ってきた。ちょっと前にHuluで『バーフバリ 伝説誕生』を観て「なんだこれは…!!」と衝撃を受けたばかりだったので、その続きはぜひ映画館で観たいと思っていたのだ。

その日はたまたま「絶叫上映」だった。聞いた話によると、「絶叫上映」とは、みんなで声を出して盛り上がって楽しむ上映スタイルとのこと。歌舞伎で合いの手をいれるみたいな感じかなあなんて軽い気持ちで行ったのだが…予想をはるかに上回る熱量だった。

劇場に着くと、劇場スタッフの皆さんはインドの民族衣装に身を包んでいる。鑑賞者の中にもサリーを羽織っていたり、バーフバリのお面を持っていたりするガチ勢の方々が。これは私もビンディくらいつけてきた方がよかったのか…?と思うほど。

劇場入り口では、タンバリン、マラカス、鈴など鳴り物の貸し出しを行っていた。

「皆さんで王を称えましょう」とのメッセージ。

スタッフが描いたという王と王妃の肖像画もあり、深いバーフバリ愛を感じた。

開場され、席に着くと有志の方々が「どうぞお使いください!」とクラッカーを配っていた。映画館でクラッカー??鳴らすの??と驚いていると、民族衣装に身を包んだスタッフの方が鑑賞時の注意事項を説明。

「ペンライトやサイリウムは座ったままご使用ください」

「クラッカーは他のお客様の迷惑にならないよう上方向に向けて鳴らしましょう」

「王を讃える時は、右手で胸を二回叩きながら『バーフバリ ジャイホー!!(バーフバリ万歳!!)』と叫びましょう。」(予行練習あり)

「それでは皆さんで王の凱旋を称えましょう!」

そうか、ここはマヒシュマティ王国だったのか。(納得)これは一体どんな上映になるのだろうとワクワクしていると、映画スタート。開始数十分で早くもクライマックス級の盛り上がりを迎えると、タンバリンやマラカスが盛大に鳴り響き、クラッカーがパンパンと鳴る。

なにこれ、楽しい。

その後も、デーバセーナが踊る場面では「かわいい!」との歓声があがり、甘いラブシーンでは冷やかすように「ヒューヒュー!」と声があがる。そして王を称えるシーンでは「バーフバリ ジャイホー!!」の掛け声と共にクラッカーが盛大に鳴り響く。かと思えば、悲哀のシーンになると場内はシーンと静まり返り、涙を流す人も。ものすごい一体感だった。

上映終了後には盛大な拍手が沸き起こり、多くの人が笑顔になって退場していった。私もしばらく高揚感が続き、無意識のうちに「バリバリバリバーフバッリッ!」と口ずさんでしまうほど。(サントラは全て一度聞いたら忘れられない系。)

初めての絶叫上映だったが、本当に楽しかった。そして、初めての絶叫上映体験が、バーフバリであったことはとても幸運だった。映画館のスタッフの方々&クラッカーやサイリウムを配ってくださったマヒシュマティ王国民の方々のおかげで、なかなかできない体験ができ、感謝でいっぱいである。

それにしても、どうしてバーフバリはこんなにも人を惹きつけるのであろうか。バーフバリは至極わかりやすい、典型的な英雄譚で、ストーリー的にはほぼ予想通りの展開をする。ただ、その描き方がすごいのである。

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

風景はびっくりするほど色彩鮮やかでファンタジー的だし、マトリックスのようにスローモーションを多用したアクションは予想の斜め上をいく動きをするし、エクストラの人数も半端ないし、登場人物の個性も強烈。中でも主人公のバーフバリは、王というよりほぼ「神」だ。最初は「えええ?!」とツッコミまくりだったのに、そのうち「王すごい」となり、最後は「バーフバリ!バーフバリ!」とすっかり魅了されてしまう。

バーフバリは何十万本という矢が雨のように降ってきてもほぼ当たらないし、4、5本胸に矢が刺さったところで倒れることもない。走れば馬よりも早く、どんなに高いところから飛び降りても、足をくじくことなく華麗なスーパー着地を決める。戦場では戦国BASARAのように敵を蹴散らし、どんなピンチに陥いろうとも、誰も思いつかない(&フツーできない)ような戦略で打開する。そんなシヴァ神のような強さを持ちながらも、基本的に不要な殺生は好まず、母や妻、民への思いやりに溢れている。

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そうした強烈なカリスマ性を持った完全無欠のヒーローだからこそ、場内の鑑賞者もマヒシュマティ王国の民のように、王の偉業に敬服し、王の凱旋に歓喜するのだと思う。我々一般的な人間には到底できない事を平然とやってのける、そこにシビれる、憧れるッというわけだ。

そして神のような王が、超絶ありえないパワーを使って、我々人間のもつ嫉妬、傲慢、猜疑心といった業を、炎と水とで次々に浄化していく姿にカタルシスを感じる。リピーターが続出し、超ロングセラーになっている理由はこの辺りにあるのではないだろうか。

色々と書いてきたが、言いたいことはただ一つ。以前バーフバリを勧めてくれた友人の言葉を借りていうと

「とにかく観て。すごいから。」

バーフバリ 伝説誕生公式サイト

バーフバリ 王の凱旋公式サイト

ペヤング超超超大盛GIGAMAXを食べてみた

長期休みのお昼ご飯の支度ってなかなか面倒ですよね…という訳で、こんなものを買ってみた。

ペヤング超超超大盛GIGAMAX。実に少年ジャンプ感のある名前だ。「超」を三つもつけるのはサイヤ人くらいだと思っていたが、そこに「GIGAMAX」までつけてしまうなんて。なかなかにすごいネーミングセンスだ。

ちなみにほろ酔いは容器の深さをアピールするために置いてみただけ。さすがに昼間から飲まないですよー。(棒)

カロリーはなんと1つで2142キロカロリー。普通のペヤングが544Kcalだからおよそ4倍ほど。恐ろしい…。

一日の摂取カロリーの目安は、一般的な40代の女性で1950kcalほどとされている。私のように家にいてデスクワークをしている、あまり運動をしていない場合はさらに低くて1700kcal程度。つまり、これ一つ食べてしまうだけで一日のカロリー摂取量を超過してしまうことになる。「一日一食までにしてください」との注意書きがあるのも頷ける。

パッケージをあけて麺を取り出してみた。厚さが半端ない。高さ4センチほどあった。

さっそく調理開始。取り出したソースの袋もずっしりと重い。必要なお湯は…1.3リットル。お湯の量もおかしすぎる。

うちの湯沸しポットは1リットルしか沸かせないので久しぶりにやかんで湯を沸かした。

1.3リットルのお湯が入ってしまうカップ麺てすごいと思う。

そして湯きり。1.3リットルの入ったカップ麺の容器は想像以上に重たかった。落としそうで怖い。

湯きりも大変。手で傾けるように持ちながら1リットル以上のお湯を出さなければならない。重さで麺がドバーッと溢れそうで怖い。

いつまでも出るお湯…。手が疲れる…。

湯きり無事に終了。麺が膨れてすごいことに…。具も結構ある。

ソースを絡めるのも一苦労。鉄板で焼きそば作っている感じ。

ようやく完成!

写真だとイマイチ迫力が伝わらないのでお皿に盛ってみた。3人に取り分けても、さらに3人分のおかわりが残るくらいの量だった。

こんなに大きくても味はいつもの普通のペヤング。一人で食すのはよっぽどのペヤング好きな人でないと難しいと思うが、家族や友達とワイワイ食べるのは面白いかもしれない。

花火色々

夏休みの最後は家族で花火をするというのが我が家の恒例となっているのだが、今年はななちがまだやったことのない、打ち上げ系の花火をやろうと夫が言い出した。

流石に住宅街でそんな事をする訳にはいかないので、地元の河原まで繰り出す。

まずはパラシュート打ち上げ花火。

勢いよくよく20メートルほど打ち上がり、パラシュートが二つ降りてきた。

次に爆竹。中華街ではお馴染みだが、音がうるさいし煙も出るからなかなかやれる場所がない。久しぶりにやったが、やっぱりすごい音だった。

そしてロケット花火。私もやるのは初めて。

石を使って斜めに固定して点火すると20メートルほど飛んでいった。思っていた以上でびっくり。

ねずみ花火系。回転しながら火花を撒き散らす。

これは火花を吹き出しながら上昇する花火だったが、なかなかうまく飛ばすことができず、成功したのは一つだけ。コツが必要なようだ。

最後は打ち上げ花火。5メートルほどの高さで60発の花火が連続して打ち上がった。なかなかの迫力で、夏休みの締めくくりにはぴったりだった。

iPhone6sのバッテリー交換

2ヶ月ほど前から、iPhoneでゲームやSNSをやっていると、ホッカイロのように端末が熱くなるという現象がみられるようになった。2年くらい使っているので、バッテリーの寿命がきているのかもしれない。

そろそろ機種変しても良い頃だが、バッテリーの問題さえなければ機能的には充分に使えるので、できれば下取りに出さず、ななち用の端末として手元に置いておきたい…ということで、バッテリー交換に出してみることにした。

私の使用しているiPhone6sは、昨年末話題になった「バッテリーが古くなったiPhoneは動作速度が抑制されていた問題」に該当する機種であったため、AppleCare+対象外であっても3,200円(通常は8,800円)でバッテリー交換してもらうことができるようだった。(ラッキー!)

なお、このサービスは2018年12月31日までなので、対象機種の人はお早めに…。

バッテリー交換の申し込みは、Appleのサポートページからバッテリー交換の申し込みページへと飛び、「持ち込み修理」「配送修理」を選んで申し込むことができる。いきなり申し込みが不安な場合は、チャットあるいは電話による相談も受け付けている。

近隣の駅のカメラのキタムラが正規のサービスプロバイダとして修理を受け付けていることがわかったので、そちらへ持ち込み修理の予約を行う。当日までに必ずデータのバックアップを取っておこう。(必須)

当日カメラのキタムラに行ってみてびっくり。店頭の雰囲気が私の知っているキタムラではない。木製のカウンターに、AirMacが並んでいて、そこに黒いTシャツのお兄さんが立っている。まるでAppleストアだ。ロゴも赤くなかった。

カメラ関連サービスの傍、iPhoneの修理も受けているのとばかり思っていたが、この店に関しては、Apple製品の修理をメインに行なっているようだった。

修理の受付は完全予約制。Webで予約した旨を伝えると、席に案内され、その場でMacにつなぎ、バッテリー容量が80%未満に劣化していることを確認してくれた。バッテリー交換のリスクについて(データが消える場合がある等)の説明を受け、それに同意するとバッテリー交換作業を始めてくれる。

iPadの申込書に入力をしながら20分ほど待っていると、交換作業が終了。再びその場でMacにつなぎ、バッテリーの容量が100%に回復していることを確認するとバッテリー交換は終了。受付から清算まで、トータルで40分弱で終わった。その日のうちに交換して手元に戻ってくるというのはとても便利で助かる。

iOS11.3以降(iPhone6以降)では、「設定」メニューの「バッテリー」から、バッテリーの劣化レベルとそれによるパフォーマンスの状態を確認することができるようになっている。

交換後はバッテリー容量が100%に回復。端末が熱くなることもなくなった。これでもうしばらく活躍してもらえそうだ。

一息つく

今日は久しぶりに静かな午前中を過ごしている。鼓笛隊の強化練習のため、ななちが学校へ行っていていないのである。二人を送り出した後、マロンをお風呂に入れて、のんびりと部屋散歩をさせ、寝床にごそごそと潜り込むのを眺めながら、コーヒーとパンの遅めの朝食…。穏やかで静かな時間にホッとする。

低学年の頃に比べると、ほとんど手がかからなくなったのでずっと楽な夏休みなのだが、3食プラスおやつを大人並みにがっつり食べるようになったため、なんだか一日中ご飯の支度に追われているような気がする。

今朝も夫とななち二人分のお弁当を作ったが、幼稚園の時と比べると圧倒的に量が増え、お弁当箱の隙間を埋めるのが大変だった。4月から毎日こんな生活になるのか…と思うと頭が痛い。お弁当用レシピ増やさなきゃ。

ロングビーチへ

夏休みも後半に突入したと言うのに、全く進んでいる様子のない夏休みの課題。「このままだとこの夏はロングビーチには連れて行くことができないね!」と喝を入れた(脅した)ところ、ようやくななちのやる気スイッチが入り、金・土の二日間で最低限のノルマを達成させた。

二日できるならさっさと片付けろよと思うのだが、ギリギリにならないとやらないのがななちである。面倒な宿題はさっさと終わらせる派だった私とは正反対で、まずは思い切り遊んで、宿題はギリギリで片付けるタイプなのだ。

そんな訳で、なんとか「今週中に読書感想文以外の課題は仕上げる」という約束は果たしたので、ロングビーチに連れて行ってあげた。

トップシーズンに行くのは初めてだったが、地の利を生かして朝イチに到着できたので、パラソル席を確保する事ができた。人は多かったが広さがあるので、完全に芋洗い状態だったよみうりランドの流れるプールと比べると、あまり混み合っている感はなく、のびのびできた。

シンクロナイズドスイミングの真似事をしている時、水の中から出てきたななちの足が思っていた以上に大きかったらしく、夫がびっくりしていた。最近の成長スピードが早すぎて、自分の中にあるななちのサイズ感と実際のサイズの間に乖離が起きているのだろう。

もしかしたら家族でロングビーチも今年あたりが最後になるかもしれない。中学生になれば夏は部活三昧だろうし、プールも友達と行くようになるだろう。水遊び大好き人間としては少し寂しい。

Borderless@お台場へ

お台場のDIGITAL ART MUSEUMで開催しているteamLab Borderless(チームラボ ボーダレス)を見に行った。

520台のコンピューターと470台のプロジェクターを使用したデジタルアートをインタラクティブに楽しむ事ができる。

展示はプロジェクションマッピングが中心で、人の動きに反応して色々な反応をみせる。例えば、この滑り台は人が滑ると、果物が花火のように砕ける。

配布されているイラストに自分で色を塗って提出すると、その画像を取り込んでデジタル化し、会場に展示してくれるコーナーもあった。

ななちのトカゲも元気に森に繰り出していった。

また、専用スマホアプリを使用して演出を加えることができるエキシビジョンも。こちらのクリスタルワールドは、アプリ上のアイコン(雨、山、炎、川など)をドロップすることで、クリスタルの色が変化する仕組みになっている。

鑑賞者が様々な形で作品に参加し、楽しむことができる、まさにボーダレスなアートであった。

ピカチュウ&イーブイ大量発生中!

横浜のみなとみらいに出かけたら、今年もピカチュウが大量発生していた。

クイーンズモールの中を20匹のピカチュウが元気よく行進。よく見ると、花のリボンをつけたメスタイプや怒った顔のピカチュウなど、色々なバリエーションのピカチュウがいた。

今年は赤レンガの方でイーブイも行進するらしいということを知り、せっかくだから見に行ってみようか、と軽い気持ちで行ってみたところ、まだ始まっていないのに花火大会の会場のように人がごった返していた。すぐ隣でピカチュウの放水ステージイベントが開催されていたのである。

この暑い日に放水イベントは気持ちよさそうだし、次の回に参加してみようかとななちと話していたところ、イベント参加者のぐっしょり具合を見てあきらめた。スプラッシュマウンテンで軽く水をかぶったという程度の濡れ具合ではなく、頭からバケツで水をかぶりましたというくらいにずぶ濡れだったのだ。

暑いし、人がすごいし、これはたまらない…ということで早々に退散し、イーブイの行進は、ワールドポーターズの上から遠目に眺めるだけにとどめた。

20匹のイーブイが、隊列を組んで歩いたり、フォークダンスを踊ったりしていた。ピカチュウもかわいいが、イーブイもしっぽのモフ感がかわいかった。

帰りに使った桜木町駅も、ピカチュウにジャックされていた。

ここまで徹底していると気持ちがいい。

ピカチュウ大量発生イベントは16日(木)まで。放水イベントに参加する場合は、水着か雨合羽があった方がよいと思う。

酷暑の中で想う

7月も半ばを過ぎ、今日からななちの夏休みがスタートした。今月は仕事的にも精神的にもなかなかハードだった上に、ありえないくらいの暑さも重なって、珍しくへばってしまった。いつもならコーヒーとポテチで回復することができるのだが、今回ばかりは効果がなく、ただのデブの素と化してしまった。

こうなった時に唯一有効な手段は読書である。新たな知見を得て、視野を広げることで、自分の悩みは瑣末なものだと気がつくことができるからだ。

そんな訳でこの数週間は、ゲームやSNSに割いていた時間を全て読書に費やした。新しい本も読んだし、お気に入りの本を読み返したりもした。

色々なものを乱読して、やはり一番面白いなと思ったのが井筒俊彦先生の『イスラーム生誕』だった。この本は大学の図書館で出会い、この上なく惹かれて夢中になった青春の一冊だ。

イスラームに関する研究論文でありながら、文学的魅力に溢れており、まるで冒険譚を読んでいるような気持ちになる。読んでいてこんなにワクワクするのは、井筒先生自身がワクワクしながら書かれたからなのだと思う。

中でも、古代アラビアの詩をもって描かれるイスラームが誕生する前の世界、ジャーヒリーヤ(無道時代)の描写は秀逸だ。学生時代の私は、その独特な世界観と感性に惹きこまれ、夢中になった。

艱難辛苦おそうとも
弱気は見せぬ豪の者、
鬱勃たる野心、その欲望はとどめなく
やればなんでもやりとげる

上記はジャーヒリーヤを代表する詩人タアッバタ・シャッラン(私のハンドルネームは彼からもらった)の詩の一部だが、当時の価値観がよく表れている。

砂漠という過酷な環境に生きる彼らは、常に死を意識せざるを得ず、それ故に力の限り「今」を生きることを愛した。何ものにも束縛されず、不覊奔放に我が道をゆくことこそが、古代アラビアにおいては最高の人間的価値であった。

時には残忍に敵を傷つけたり、刹那的な快楽に溺れたりと、今の倫理観からはかけ離れた野蛮で原始的な世界であるのだが、ジャーヒリーヤの詩からは、一瞬で儚い命だからこそ「今」を自分のために、誇り高く生きよう、という熱情が伝わってくる。

若き男の子よ、楽しめよ、やがては「時」に消え滅びゆくいのちなり、
苦しみも楽しみも、安逸も貧弱も、いな、すべて
ひとたびこの世に生まれては死にて果たつべき定めなり

詩人ラービアの詩(一部抜粋)は、人生の儚さを悟り、刹那的快楽主義に傾倒していったジャーヒリーヤの人々の心情を象徴している。「所詮、生は限りあるもの」とペシミズムに陥り、「それなら悔いのないよう楽しむべきだ」と開き直るのは、とても単純な思考であるが、人間的だと思うし、私は好きだ。

ジャーヒリーヤの絶対不依の独立性と自由の精神に触れる度に、「限られた時間を楽しまなくてどうする?」という気持ちが湧き上がり、前向きに「ガンガンいこうぜ!」モードになることができる。

砂漠を思わせる、うだるような日差しの中、小学校生活最後の夏休みがスタートした。親子で楽しむことができる最後の夏休みとなるだろうから、気持ちを切り替え、この夏はめいっぱいななちと向き合って遊び、思い出を作ろうと思う。

参考文献:井筒俊彦『イスラーム生誕』(中公文庫)