シン・仮面ライダーをみてきた
昨年のゴールデンウィークにみた『シン・ウルトラマン』が面白かったので、3月18日に公開された庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』をみてきた。
仮面ライダーは、ななちが子供の頃に放送していた『仮面ライダーウィザード』(ショータイムな魔法使い)、『仮面ライダーフォーゼ』(宇宙ダー!)、『仮面ライダー鎧武』(上から果物降ってきた!)の3作品しかみていない。昭和ライダーに関してはテレビは未視聴、原作漫画も未読で「バッタモチーフの改造人間である」ことくらいしか知らなかった。本郷猛と緑川ルリ子という二人が主要登場人物であるということも、今回の映画で初めて知った。そんな仮面ライダー初心者だが、映画はとても楽しめた。
子供向けではない
仮面ライダーなのになんでPG12指定なんだろうと不思議に思っていたが開始10分で結構な血飛沫シーンが連続し、これはいわゆる子供向けの特撮映画ではないのだと察した。ブルーレイや配信になったら子供と一緒にみようと考えている人は注意が必要だ。
溢れるケレン味
シン・ウルトラマンの時にも感じたことだが、最先端の技術を使用した演出といかにも特撮といった感じの演出とが混在している。おそらく当時の仮面ライダーを見ていた人達は懐かしいと感じる、ファンサービス的な演出なのだと思うが、初見の私は「役者さんは大真面目にやってるけど、ここ笑っていいんだよね?」とシリアスなのかパロディなのかわからず困惑する部分もあった。
原作を読みたくなる
時間の関係上仕方がないのかもしれないが、ストーリー展開が早く、若干駆け足気味に感じた。原作では深掘りされているのかな、原作の流れを知っていたら自然な展開に感じられたのかなと感じるシーンもあり石ノ森章太郎氏の原作漫画も読んでみたいと感じた。
仮面ライダー初心者であっても特撮映画として十分楽しめたが、原作を読んだ上でみにいったらもっと楽しめるかもしれない。
今回行った劇場は蜂オーグ推しの劇場で、蜂オーグをコンセプトにしたドリンクが販売されていたり、ハチオーグのマスクが展示されていたりした。(女優さんの顔ちっさ!)
きまぐれ映画レビュー
2023.3.25投稿