トカドヘチマ(十角糸瓜)の食べ方
9月に入りサイクリングによい気候になってきたので、夫の農協通いが再開した。今回買ってきた変わり野菜はトカドヘチマ。ヘチマというとたわしや化粧水のイメージしかなかったので、買ってこられた時は「これ食用なの?」と驚いた。
トカドヘチマはインド原産のヘチマの近縁種で、オクラのような稜線が10本あるのが特徴。日本では沖縄県や鹿児島などで食されているらしい。とりあえず農協でおすすめされていた味噌炒めとおひたしに挑戦してみた。
1.皮を剥く
表面の稜線を削ぎ落とし、ピーラーで皮をむく。青いところを残した方がいろどり的に綺麗かなと思い少し残してみたが、この部分が残っていると青臭いことを後に知る。青臭さが苦手な人は残さずむいた方が良い。
2.縦方向に切る
縦方向に切った断面。成長しすぎたきゅうりのようだ。たねやわたなどは取る必要なく、このまま好みの大きさにカットし調理する。水につけてあくを抜くなどの下拵えをせずに使えるのは便利かも。
へちまの味噌炒め
みじん切りにしたネギ・にんにく・しょうがを炒めて香りが出てきたら、コマ切れにした豚肉を炒める。豚肉に火が通ったら乱切りにしたヘチマとお好みでえのきを入れて炒める。ヘチマがしんなりしてきたら酒、みりん、味噌で味を整える。
食感はなすで、味はきゅうりのよう。皮が残っている部分に青臭みを感じるが、人によってはそこが好きとなるかもしれない。見かけよりはずっと食べやすい。
へちまのお浸し
おひたしにする時にはしっかり皮をむく。
沸騰したお湯で3〜4分、ヘチマがしんなりするまで茹でる。
ゆであがったら冷水にさらす。
水分をしっかりきったら、ボウルに入れ、めんつゆ、たっぷり目の鰹節であえる。
食感はとろりとした焼きナスのよう。味はほんのり青臭さの残るきゅうり…。
炒めてもお浸しにしても、とろりとしたナスのような食感になる。ほんのりと残る青臭さを楽しめるかどうかが、トカドヘチマが好きになるかどうかの分かれ道な気がする。(私は嫌いではない。)
農協で見つけた変わり食材
2022.9.20投稿