ルビーチョコレートのコーティング
今年のバレンタインデーはどんなものが食べたいかと聞いたら「凝った感じのパウンドケーキ」というアバウトな返答が返ってきた。そこで「80年ぶりに登場した新しいチョコレート」として話題になった「ルビーチョコレート」をコーティングに使ったチョコレートパウンドケーキを作ってみた。
ルビーチョコレートは「ルビーカカオ豆」という新種のカカオ豆から作られたチョコレートで2018年の秋頃から一般販売が始まった。味はホワイトチョコレートに似ている。
製菓用のものは富沢商店などで購入できる。100gで680円なのでクーベルチュールよりも高い。
バレンタインデーは明日だし、失敗は避けたい…という訳で、テンパリング不要&失敗しにくい方法でコーティングすることにした。ルビーチョコレートは油分と相性がよく、マイクリオ(粉末カカオバター)と合わせると色味や風味を損なわずに利用できる。今回はマイクリオよりも身近なサラダ油を使ったコーティング方法をご紹介。
ルビーチョコレートのコーティング
★材料
- ルビーチョコレート:100g
- サラダ油:大さじ1
1.鍋に水を入れ、45度くらいまであたためる。
2.耐熱ボウルにルビーチョコレートを入れて湯煎にかける。湯煎の際の注意点は二つ。一つ目は鍋の湯がチョコレートに飛ばないようにすること。一滴でも水が混ざると失敗するくらいルビーチョコレートは繊細。ゆっくりまぜよう。
もう一つはチョコレートの温度を40℃くらいに保つこと。ルビーチョコレートの誘拐温度は40℃〜45℃と通常のチョコレートよりも低め。高温で溶かすと固まった時にまだらになってしまう。
チョコレートが溶けたらサラダ油を回し入れてまぜる。
※テンパリングする場合は、ボウルを氷水にあてて27℃くらいまで冷ました後、再び温泉で29℃まで温度をあげる。
3.チョレートが冷めたら(29℃以下)パウンドケーキにかける。
パウンドケーキの温度も大切で、焼きたての熱々でもダメ、冷蔵庫で冷やしたものもダメ。常温にしておこう。
4.ドライフルーツとナッツをデコレーションする。今回は富沢商店のオレンジスライスコンフィと「5種のナッツ&フルーツ」を使用。「5種のナッツ&フルーツ」はシュトーレンを作るときにも便利で愛用している。
ルビーチョコレートは固まるのが早いので手早くデコレーションしよう。飾りつけたら冷蔵庫に入れ30分以上冷やしかためる。
パウンドケーキのココア色とルビーチョコレートのピンク色の相性は抜群。ルビーチョコレートが甘めなのでパウンドケーキはビター目に、トッピングのドライフルーツは酸味のあるオレンジやベリーを使うのがおすすめ。
バレンタインチョコレシピ集
2024.2.13投稿