
茎レタスの食べ方
葉物野菜のシーズン到来…ということで、畑をやっている義父から大量のサンチュとレタスをいただいた。物価上昇のこの折、大変ありがたいのだが冷蔵庫がパンパンで、毎日青虫のようにレタスとサンチュを食べている。そんな訳で農協に買い出しに行く夫には「葉物野菜はいらないからね。」と伝えていたのだが…この「茎レタス」を抱えてきた。曰く「茎をメインで食べるから葉物じゃない」とのこと。
茎レタスは、中国を原産とする長い茎を持つレタスである。主に茎や若い葉の部分を食べる野菜で、アスパラガスレタスとも呼ばれているらしい。でもこの農協の茎レタス、普通の茎レタスよりもだいぶ茎の部分が太くて短いし、葉の部分が多いような気がする。とりあえずこのままでは冷蔵庫に入らないので早速調理し、その日のうちに食べてみた。
茎レタスの下処理
買ってきた茎レタスは普通よりだいぶ葉の部分が多いものだったので、まず葉の部分と茎の部分を切り離した。
茎の部分の硬い皮を削り取る。普通のものはピーラーで皮剥きができるらしいが、この茎レタスは極太かつ硬い皮だったので、包丁を使って5ミリ厚くらいでむいた。茎の一番下の部分は見るからに硬そうなので2センチくらいカットした。見た目は透明感のあるブロッコリーの茎みたいな感じだ。
火の通りやすそうな厚みに乱切りする。
白菜のように葉を一枚一枚むいていくと、中から茎が出てきた。こちらもさっきの茎と同じように表面の硬い皮をむいて乱切りにする。
葉先、葉の真ん中、茎の部分と分けて用意。メインの茎と葉は塩炒めに、葉先はお浸しにする。(柔らかい葉先はサラダで生食できるらしいが、この子は若干育ちすぎなのか硬くて苦味があったのでお浸しにした。)
茎レタスの葉のお浸し
1.沸騰したお湯に茎レタスの葉先を入れて軽くゆがく。
2.葉先が柔らかくなったら取り出して冷水にひたす。
3.水気を切って、ごま油、麺つゆで味付けし、最後に白胡麻をまぶす。
茎レタスの葉は少し苦味があるので、濃いめの味のお浸しにした方が食べやすい。
茎レタスとキクラゲの塩炒め
1.フライパンにごま油を入れ、ネギ、ニンニク、生姜の微塵切りを炒めて香りをだす。香りが出てきたら乱切りにした茎部分を入れて炒める。
2.茎に火が通り透き通ってきたら、葉ときくらげを加えて炒める。
3.粗塩、胡椒、ほんの少しのオイスターソースで味を整えれば完成。
シャクシャクとした食感が美味しい。アスパラガスに似ていると言われることが多いらしいが、個人的には前に紹介したマコモダケに近いと思う。味は全くクセがないのでどんな味付けでも合いそうだ。青椒肉絲風にしてもよいし、八宝菜や酢豚風のように少し酸味をつけても美味しそうだ。
農協で見つけた変わり食材
2023.5.24投稿