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フレンチジャポネのデリバリー

19年目の結婚記念日。今年もお祝いディナーに出かけるのは難しいかな…という事で、式をあげた横浜迎賓館(旧セントジェームスクラブ迎賓館)のアニバーサリーディナーのデリバリーを注文してみた。

二人分セットで1万円。冷蔵便で届く。

箱は二段になっていてそれぞれに食材がびっしり詰まっている。付け合わせの野菜等も全て入っているので何も買い足す必要なく、このキットだけでディナーを作ることができる。

これが二人分、全6品のフルコース用の食材。(うちは、3人家族なので二箱注文した。)

こんなに材料あるなんて作るの大変そう…と思うかもしれないが、調理は湯煎と電子レンジ、トースターで温めるだけでできる。加熱方法や盛り付けイメージの説明書も同梱されているので失敗はまずない。

効率よくコースを出すためには加熱のタイミングが肝となる!と、夫が張り切って調理のタイムテーブル(分刻み)を作ってくれた。(実際に調理するのは私なんだけどね。)

一品目 冷製オードブル
-桜鯛の昆布〆とグリーンアスパラのタルタル
-青木農園のリーフとハーブのサラダ 蜂蜜と胡桃のヴィネグッレット

野菜を円状に盛り付けたらドレッシングをかけ、中央にタルタルをぽこっとのせる。盛り付けただけなのに完全にフレンチの前菜だった。(ドレッシングがかなり美味)

二品目 温製オードブル
-フォアグラのポアレ 味噌ソース

電子レンジで温野菜を温めて皿に並べ、湯煎で温めておいた味噌ソースをかける。その上に両面を30秒ずつ焼いたフォアグラをのせて完成。

迎賓館のフォアグラはソースが本当に美味しい。式場をここに決めたのも試食会で食べたフォアグラが気に入ったからだ。それなのに式前日に夫が急性腸炎を起こし、当日絶食状態だったので私も一切食べることが出来なかった。(流石に横で食べるのは気が引けた。)それだけが大変心残りだったが、19年の時を経て解消された。なんなら「このソース、ご飯にかけたら絶対美味しいよね」という行儀の悪い願望すら果たすことができた。おうちフレンチ、最高。

三品目 スープ
-玉葱のポタージュ クラテッロ
-フォカッチャ

湯煎で温めておいたポタージュにクラテッロをのせて完成。

フォカッチャはトースターで温め、お好みでオリーブオイルを添えて。

四品目 魚料理
-鰆の包み焼き 桜の香り
-ちりめん山椒のお米ガレット

こんなお洒落な一品もレンチンだけで完成する。耐熱フィルムに入っている鰆と野菜に添付のブイヨンを注ぐ。

口をしっかりしばりレンジで4分半加熱して完成。

先に具を食べ、残ったブイヨンにガレットをくずし入れて食べる。桜の香りが豊かな春を感じる一品だった。

五品目 肉料理
-牛タンの赤ワイン煮込み

湯煎で温めた牛タン煮込みをソースと一緒に盛り付け、温野菜を添える。ほろほろのお肉がたまらない、フレンチらしい一品目だった。

六品目 デザート
-春の蜜柑のクレームダンジュ

迎賓館はデザートも美味しい。打ち合わせの時に毎回出してくれたプチガトーのクオリティの高さも式場決定の理由の一つだ。そうだ、私達は料理とデザートに惹かれてここで結婚式を挙げたんだった…という事を思い出したところでアニバーサリーディナー終了。

コースディナーのデリバリーと言うものを初めて使用したが、実に良く考えられているなと感じた。調理工程「温める」という簡単な工程だけでクオリティの高い料理が作れて、食べた後のゴミもほとんど出ない。

座っているだけでこうした料理が運ばれてくるレストランディナーに勝るものはないが、量をそれぞれ調整できたり、フォアグラソースをご飯にかけて食べることができたり、食べ終わった後ソファーにダイブすることができたり等、おうちならではの利点も感じられた。また機会があったらぜひ利用したいと思う。

2021.5.4投稿

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