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料理の幅が広がる!バーミキュラライスポットの魅力

15年近く愛用していた我が家の炊飯器がいよいよおかしくなってきた。パッキン系が老朽化して密閉性が弱まってしまったせいか、どんなに時間をかけて吸水させても硬くてぽそぽそした感じになってしまうのだ。白米原理主義者の私としてはご飯が美味しくないのは由々しき事態である。

そんな訳で3ヶ月ほど検討に検討を重ね、ついに炊飯器を買い換えた。

最近話題の炊飯器バーミキュラのライスポットである。

いわゆる普通の炊飯器とは一味違う変わり種。炊飯器というよりお鍋とヒーターのセットといった感じだ。

バーミキュラは家電メーカーではなく、日本の鋳物ホーロー鍋メーカーである。「バーミキュラの鍋を使ってご飯を炊くと美味しい!でも火加減が難しいのよね…。」という声に応える形でこのライスポットが誕生したそうだ。

そんな訳でごはんは美味しく炊けるが、炊飯器としての機能でいうと他メーカーより劣る点もある。個人的に感じたバーミキュラのデメリットは以下の2点である。

保温機能がない

調理モードとしての保温機能(温度を指定し一定時間同じ温度に保つ)はあるが、炊いた後のご飯をそのまま長時間保温することができない。

ふきこぼれる

基本的に土鍋で炊くのと同じ感じなので、それなりにふきこぼれる。メンテナンスしやすいところに置くのがオススメ。

保温機能がなくふきこぼれるという、普通の炊飯器では考えられない弱点があるにも関わらず、どうして人気があるのか。それはこのライスポットが「調理家電」ではなく「調理道具」として開発されたという点にある。

バーミキュラのライスポットは単に炊飯器として使うだけでは本当の良さがわからない。「調理道具」として使った時に初めてものすごく多機能&高性能だということがわかる。炊飯だけでなく、鍋や低温調理器として活用することができる所にバーミキュラの魅力がある。

バーミキュラの魅力1:最高の鍋炊きごはん

簡単&失敗なく最高の鍋炊きごはんができる。つまり、毎日おいしい土鍋ご飯を食べることができるのである。これは白米至上主義の私にとっては毎日が幸せになるということと同義だ。

炊き上がり。蓋を開けた時に広がる炊きたてご飯の香りは一日の疲れを吹き飛ばしてくれる。口に含めば白米の甘さが広がり「日本の米は世界一ィ!」(打首さん大好き)と叫びたくなる。白米最高!白米至上主義過激派(夕飯は絶対に白米)のななちも大満足の日々を送っている。美味しい炊きたてご飯があれば、悩み多き思春期中二病時代も平穏に過ごすことができるに違いない。

食感は普通の水量だと粒感のあるしゃっきり系に仕上がる。柔らかもっちり系が好みの人は水の量を少し増やすと良いとのこと。

炊き込みご飯も簡単にできる。鯛の切り身と昆布、お出汁を一緒に炊けば鯛めしの完成。パーティー料理に最適だ。

バーミキュラの魅力2:中華鍋的炒め力

ポットを「炒めモード」で予熱し、ご飯を卵と炒めると…あっという間にチャーハンが完成。ポット全体がしっかり熱くなるため、中華鍋を使った時みたいにパラパラに炒めることができるのだ。ビビンバやおこげなんかも作れるらしい。

バーミキュラの魅力3:料理の幅を広げる低温調理機能

個人的に一番便利だと感じているのが「保温モード」である。保温温度を1度単位で設定することができ、タイマーもセットできるので、立派な低温調理器として使うことができるのだ。

ローストビーフも表面に焼き色をつけたら漬けだれと一緒にポットに入れて、温度と時間をセットするだけ。

じっくりゆっくり加熱するので、とても柔らかくできる。

個人的にとても嬉しいのがポーチドエッグが簡単&上手に作れるようになったことだ。鍋で作ると火加減が難しくて硬すぎたり柔らかすぎたりしてしまうのだが、バーミキュラ様の手にかかれば絶妙な仕上がり。朝から自宅でカフェメニューなんてこともできる。

理想的な硬さ。これが鍋だとなかなかできなかった…。(固ゆでになったり、半熟になったり。)

オランデーズソースをかけたハンバーグとかも作れるようになったし、なんだか料理上手になった気分だ。

そんな訳で我が家にきてまだ二週間にも関わらず大活躍のバーミキュラのライスポット様。それなりのお値段はしたが、この多彩な機能を考えれば納得だ。

唯一困った点を挙げるとするならば…。ご飯もおかずもとても美味しく作れてしまうため体重増加を促進してしまうことだろう。(この二週間で1ヶ月半かけて落とした体重が元に戻ってしまった!!!)

2019.2.20投稿

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