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たこの卵(たこまんま)

タコの卵(たこまんま)の食べ方

先日、ななちの夢が一つ叶った。幼稚園の頃に「飛び出せ!科学くん」というテレビ番組を見て以来、ずっと願っていた「タコの卵を食べる」という夢である。

タコの卵はこの辺りではなかなか手に入れることのできない、季節ものの珍味だ。なので食べさせてあげたいとは思いつつもその機会に恵まれずにいたのだが、先日北海道に出張に行った夫が魚屋さんで見つけて買ってきてくれた。

タコの卵は北海道では「たこまんま」と呼ばれているらしい。意外とお安いことにびっくり。

そして意外と大きく、重い。白い膜の中には卵がびっしり詰まっている。

たくさん買ってきてくれたので、生、醤油漬け、吸い物、しゃぶしゃぶなど、色々な食べ方を試してみた。

タコの卵の下処理

テレビではこの状態の卵に熱湯をかけて膜を破り、花を咲かせるように卵を出していた。それをぜひ再現したいとのことだったので、ザルにたまごを乗せて熱湯をかけてみた。

膜が収縮して白くなりパンパンに膨らむ。今にもはち切れて卵が出てきそうなのだが、思いの外膜は丈夫で、結局やぶけなかった。なので水気を切ってからお皿に乗せてナイフで切り込みをいれる。すると、切れ込みの部分から少しずつ卵が溢れ出してきた。

思ったよりもゆっくりだったが、無事に開花!薄黄色の透き通った卵が広がり菊の花のような形に。

タコの卵の食べ方1:お醤油とわさびでお刺身風に

まずは生のまま食べてみた。いくらやとびこなど魚卵ぽい感じの食感をイメージしたが、プチプチ感はなく、とろりとしている。味はものすごく濃厚な卵黄のようだった。思った以上に濃い味なのでわさび多めが美味しいと思う。確か、テレビではもみじおろしをつけていたような気がする。とにかく濃厚だった。

タコの卵食べ方2:お酒と醤油に漬け込む

日持ちさせるために、お醤油(大4)、お酒(大2)、みりん(大1)に漬けてみた。2日でこんな感じの色に。生のまま食べるより味がまろやかになり食べやすくなった。ご飯にかけると完全に卵かけご飯。

タコの卵の食べ方3:お吸い物に入れる

加熱すると食感がご飯のようになるというので、お吸い物を作って入れてみた。そのまま普通に入れたところ、卵液のせいでお吸い物が白っぽく濁ってしまった。卵は別鍋で湯通してから最後にお椀に盛り付ける、という風にした方が綺麗にできたかもしれない。

食感は思った以上に固かった。加熱するとご飯(まんま)のようになるから「たこまんま」と呼ばれているらしいが、ご飯よりもずっと硬かった。味は生食時の濃厚さが嘘のようになくなり、びっくりするくらい淡白な味に。加熱の仕方も悪かったのかもしれないが正直言って、あまり美味しいとは思えなかった。

タコの卵の食べ方4:しゃぶしゃぶにする

「白子も鍋に入れられるんだからタコの卵も入れられるんじゃない?」というノリで、鍋で軽くしゃぶしゃぶしてポン酢で食べてみた。個人的には、この食べ方が一番美味しかった。味も濃厚過ぎず、淡白すぎないちょうど良い味になり、食感も生で食べた時よりもプチプチ感がでた気がする。加熱し過ぎは禁物なので、卵が白く半透明になったくらいのタイミングがおすすめ。

北の珍味たこまんま。夫がたくさん買ってきてくれたおかげで色々な食べ方で楽しむことができた。ななちも8年越しの念願がかないとても嬉しそうだった。

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2019.3.5投稿

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