動物ぽんぽんの柴犬
カヤッキングシーズンが到来したのにお家で過ごさざるをえない夫。残念そうなので以前からやってみたいと言っていた動物ぽんぽんをプレゼントしたところ、とても喜んでくれた。楽しそうに作っていたので作り方をご紹介。(私は実況専門。)
用意するもの
一番欠かせないのが、こちらのスーパーポンポンメーカー(55ミリ)。名前がすごい。なんだろう、この小林製薬みたいなノリ。土台のぽんぽんは、これに毛糸を巻いて土台を作っていく。
他に自前で準備する必要があるものはこちら。
- フェルティングニードル
- フェルテイングマット
- 手芸用ハサミ
- 手芸用ボンド
フェルティングニードルとフェルティングマットは羊毛フェルトで人形を作ったりする時に使うもの。スピード針とレギュラー針の二種類があるとより良いらしいが、レギュラー針一本でも作れることは作れる。
そして使用したキットはこちらの「犬ぽんぽん 柴犬」。柴犬ぽんぽん2匹分の材料(毛糸、羊毛、さし目(目に使うピン)、糸、厚紙)と作り方の説明書が入っている。
作り方
1.説明書を取り出し、作業工程をざっと読む
料理なんかもそうだが、どんな工程で作っていくのか作業の全体の流れを把握しておくことが大事。
2.スーパーポンポンメーカーに指定の糸を巻く
説明書には、どの位置にどの色の糸を何回巻くのかを示した「巻き図」がついている。編み物で言うところの「編み図」みたいなものだ。この通りに糸を巻くことによって柴犬模様のポンポンができるという。
ポンポンメーカーのアームを開き、指定通りに糸を一層目から順番に巻いていく。
糸を継ぐ部分と巻き終わり部分は、糸端をわにくぐらせて引き締めて止める。片方のアームが巻き終わったら反対側のアームも同様に一層目から巻いていく。
両アーム巻き終わったら糸をカットしてアームを閉じる。
3.まわりをカットする
アームとアームの間にハサミを入れ、わになっている部分を一周ぐるっとカットする。
カットし終わったところ。亀の子たわいみたい。
4.糸で中心を結ぶ
アームに沿うように糸を二回ぐるりと回し、ギュッと強く引き締めてから固め止め結びをする。反対側にも糸をわたし、同様に二回からめて強く引き締めて結ぶ。これがポンポンの要になるのでさらに同じ位置でもうひと結びする。
5.ぽんぽんを取り出し形を整える
アームを開いてポンポンを取り出したら、掌でコロコロ転がし球状にする。はみ出している糸をカットし形を整える。この状態でも柴感があってなんかかわいい。この模様のぽんぽんができるように巻き図を考えた人は、花火職人に通じる凄さがあると思う。
6.顔の形をつくる
フェルティングニードルを使って、柴犬のマズル部分を作る。
周りから中心に向けてチクチク刺していくとまとまってくるので、柴犬の鼻先をイメージしながらチクチク固めていく。
マズルが固まってきたら、マズル周りの糸をカットして形を整える。
カット終了。柴感がさらに強くなった。
7.目と鼻をつける
羊毛フェルト(黒)を丸めて、マズルの上に形を整えながら差し固めていく。さし目にボンドをつけ、バランスを見ながらくっつける。
これだけでもかわいいが、さらに柴感を出すために、目の周りに羊毛フェルト(黒)でアイラインを刺していく。鼻下、口にも羊毛フェルトでラインを入れる。アイラインが入るだけできりりとした和犬顔になった。
8.耳をつくる
耳の土台を作るために、厚紙に糸を巻いていく。
巻き終わったら、フェルティングボードの上に置き、巻いた糸に垂直にチクチクと刺し、糸を刺しつなげていく。左右両側から満遍なく刺したら、ひっくり返した裏側も同様に刺す。
上下をカットし厚紙から外すと、耳用のフェルトシートが二枚できる。
それぞれ耳の型紙に合わせてカットする。耳の内側に羊毛フェルト(白)を差し固め、耳の内側を白く色付けする。
できた耳をニードルを使って顔に差し止めていく。
仕上げのカットで顔まわりの毛を整えたら完成!!
ニードル針を使うためか対象年齢は15才以上となっていたが、羊毛フェルトをやったことある子供ならできると思う。巻き図通りに巻いていくというところも難しいかもしれないが、ちょっと違った模様になってもそれはそれで面白いと思う。お家で過ごす休日に、親子で挑戦してみるのも良いと思う。
2020.4.12投稿