ルーツ
父の銀行口座を母名義に変更するために、父の出生から死亡までの戸籍類を全て集めることになった。てっきり地元の市役所で取得できる戸籍謄本と除籍謄本だけで良いのだろうと思っていたら原戸籍(はらこせき)というものも必要だということが判明。しかも、この原戸籍は父の実家のあった宮崎県に頼んで郵送してもらわなければならないという。
このあらゆる書類が電子化されているような時代に、手書きで書類を記入し、定額小為替と返信用封筒を同封して郵送で依頼しなければならないなんて…。なんて効率の悪いことだ。なんのためのマイナンバーだとぷうぷう怒っていたら、夫に「税金を漏らさず取るためのマイナンバーだ。」とつっこまれた。そうかもしれないが、一元管理しようと思ったらできるはずだと思う。
初めて見る父の原戸籍には、父の曾祖父母の代までの情報が掲載されていた。驚くべきは曽祖母の名前。「めんちゃ」とある。ヨネでもツネでもハツでもなく「めんちゃ」。なんだか、日本語の音にない感じだ。私の曽祖母(父の母方の祖母)の名前も「メタ」となかなか強烈だったが、それをさらに上回るインパクトだ。父はこのことを知っていたのだろうか。
さらにルーツをたどると宮崎ではなく徳之島だということがわかった。メタばあちゃんが種子島出身だというのは知っていたが、父方の方も島出身だったということになる。色黒&剛毛&耐寒性ゼロという私の南国的要素はこの辺りからきているのか…。どちらの島もまだ行ったことがない。ルーツがあるのだったらいつか訪れてみたいなと思った。
2017.7.5投稿