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種水を使った金魚水槽の立ち上げ

金魚の引っ越し

この週末はかねてからの課題であった金魚の引っ越しに取り組んだ。5年前にお祭りですくってきたブチ。体にブチ模様があったからななちがそう名付けたのだが、どうやらそれは病気の症状であったらしくしばらく飼ううちにきれいな赤色になった。それ以降は順調に成長し、今では当時の倍くらいのサイズになっている。そのため、水槽(幅25×奥行17×高さ21cm)では狭くてかわいそうだなと思っていた。

そこで少し水槽をサイズアップすることにした。置く場所の関係で奥行きはあまり変えたくなかったので、グラステリアのサイレント360スリムH (幅36×奥行17×高さ24cm)を購入。横幅が10センチ程度広くなる感じだ。

セット商品だったので、フィルター、カルキ抜き、バクテリア、フードなど、水槽立ち上げ時に必要なものは一通り入っていた。

しかし今回は5歳の金魚に負荷をかけずに引越しするために、水質を現在の飼育水と揃える必要がある。なので、カルキ抜きやバクテリア、フィルターは今使っているものを使用する。(砂利は足りないため、新しく金魚の紅白珠砂利を追加購入した。)

事前準備

カルキを抜いておく

カルキ抜きを使い、水のカルキを抜いておく。

水換えの際に抜いた飼育水を取っておく

新しい水槽に水とバクテリアを入れても、生態濾過がうまく機能し始めるまである程度時間がかかる。そこで今回は元の環境のバクテリアを新しい水槽に取り入れるため、元の環境の飼育水を「種水」として新しい水槽に混ぜ合わせることにする。

元の水槽の砂利を取り出しておく

バクテリアは水槽の砂利にも住んでいる。元の水槽の砂利を使うことで、新しい水槽にバクテリアを効率的に移動することができる。ただ、砂利にはフンや食べかすなども含まれているのでかるく濯いでおく。

新しい砂利はザル等に入れしっかりと水洗いする

買ってきた砂利には砕けて砂状になったものが混ざっているのでよく水洗いする。素手でやると砂利の角で手を怪我する可能性があるのでゴム手袋などをつけるのがよい。お米を研ぐような感じで水の濁りが取れるまでしっかり洗う。

水槽用の砂利

左が通常の砂利、右が小さく砕けて砂状になった砂利。この細かい砂利が残っていると、フィルターの目詰まりの原因になってしまう。

また、砂利をそのまま流すと詰まりの原因になるので、キッチン等で洗う際には目の細かい排水ネットを使い、排水管に砂利が流れるのを防ごう。

購入したフィルターを水洗いする

水槽のセットに含まれていたフィルター。ジェックスのサイレントフロースリム(ホワイト)である。せっかくなので立ち上げの準備にはこちらを使ってみる。

フィルターを分解し、電源プラグの部分に水がかからないように気をつけながらサッと水洗いする。

乾かしたら組み立てる。

めだかなどの小魚や水草だけを育てるだけであればこのサイズのフィルターでも十分だと思う。しかし、うちの大きな金魚にはパワー的に心許ないので、引越しの際にはフィルターは今使っているものに差し替える。

水槽の立ち上げ

1.元の水槽の砂利を敷く

元の水槽で使っていた砂利を敷く。バクテリアは砂利にも多く生息するので、この砂利を使用することで元の環境に近い飼育水を作ることができる。

2.新しい砂利を敷く

水槽内を明るくしたかったので新しく購入した砂利を上に敷く。水槽が大きくなったので、二袋分使用した。

3.フィルターを設置する

新しく買ったフィルターを設置する。元の水槽の石も一緒にレイアウトし、水草もこのタイミングで植える。水草にもバクテリアが住んでいるので、新しい水草を植えるのではなく、元の水草を植え替えた方が元の環境に近い飼育水を作ることができる。

4.水を入れる

カルキ抜きした水を水槽の1/3くらいまでゆっくりと注ぎ入れる。勢いよく入れると石や水草が流されてレイアウトが崩れてしまうので注意する。

5.種水を入れる

水換えの時に取っておいた元の環境の飼育水をゆっくりと注ぎ入れる。金魚を移す時にも水を加える必要があるので、一杯にはしない。
この状態でフィルターを稼働させ、1〜2日様子をみる。

金魚の移動

1.フィルターを付け替える

水槽に濁りや異臭などないようであればいよいよ金魚のお引っ越しだ。まずは元の水槽で使っていたフィルターを新しい水槽に付け替える。バクテリアはフィルターにも多く生息しているので、同じフィルターを使うことでバクテリアを新しい水槽に移すことができる。

これはちょっと誤算だったのだが、元の環境のフィルターをつけると上の蓋が閉まらなくなってしまった。セット販売されていたフィルター(サイレントフローパワー)だとぴったりだったのだが…。仕方がないので蓋はとりあえずアクリル板などで対応することにする。

2.水温を確認する

二つの水槽が同じ水温になっているかを確認する。金魚は急な温度変化に弱いので十分注意が必要だ。2日間、同じ場所に置いたので同じ水温になっていた。

3.水合わせをする

最後に金魚を移動する。種水を使い水槽を立ち上げ、水温も同じにしているので似たような環境はできていると思うが、全く同じとは言い難い。異なる水質の水槽に急に移すと金魚に負荷がかかるので、水合わせしながらゆっくりと新しい環境の水質に慣れさせる。

金魚の水合わせ

金魚を元の飼育水と一緒にビニール袋の中に入れ、新しい水槽に浮かべて30分ほど様子をみる。

種水を使った金魚水槽の立ち上げ

ゆっくりと袋の中に水槽の水を入れてゆき、最後に袋から出す。これでお引っ越しは完了。

広くなったのがわかるのか、楽しそうに泳いでいる。弱ったりした感じもなく一安心。

2020.9.28投稿

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