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伊豆大島地層切断面

伊豆大島サイクリングの旅

このゴールデンウィークは久しぶりに家族旅行に出かけた。行き先は伊豆大島、テーマは釣り&サイクリング。久しぶりにアクティビティに特化したタイプの旅行であった。

伊豆大島へは熱海から東海汽船のジェット船を利用。朝イチで熱海へ向かったところ思ったよりも乗り継ぎが良く、予定よりも早めに到着したのでジェット船の発射時刻まで40分ほど熱海漁港で釣りをした。ボウズで終わったが、身軽に乗船することができたとポジティブに受け止める。

ジェット船は全席指定制で料金は片道一人当たり5,220円。「海水から揚力を得て飛ぶジェット船」であるため、船内は船というより飛行機に近い。乗船中は基本的にシートベルトを着用する必要がある。

シートベルト着用の理由は、かなりスピードがでる(時速約80km)&大型海洋生物(くじらやイルカ)との衝突回避で急旋回をする可能性あるため。

45分ほどで前方に大島が見えてくる。大きな揺れはなく、快適な船旅だった。

大島には元町港と岡田港という二つの港があり、当日の風向きによりどちらの港に着くのかが決まる。今回は当日の朝、元町港から岡田港へ変更になった。(変更の連絡は来ないので出発前に自分で確認する必要がある。)

今回は元町港近くのペンションを予約していたので、岡田港へ到着後、バスで元町港まで向かう。島内には大島バスという路線バスが走っており、これを利用すれば大体の観光スポットへアクセスすることができる。元町港までは30分程度で運賃は370円。

元町港へ到着。こちらの港の方が商店やレストランも多く栄えている感じがした。元町港から歩くこと15分、宿泊先のペンションいち・まる・いちへ到着。

ダイバー御用達のペンションで、FUNダイビングはもちろんシュノーケリングや体験ダイビングのサービスもある。ものすごく興味はあったが20年近くブランクが空いているし、この旅はサイクリング&釣りが目的なので素泊まりプランで利用した。

コテージ式のログハウスで部屋(3〜4名用)には二段ベットと布団4客、エアコン・テレビが用意されている。

お風呂、シャワー、トイレ、洗面台は共用のものが外にある。シャンプーとボディーソープは浴室に備え付けのものがあるが、アメニティグッズは部屋に備え付けられていないので、洗面道具やタオルは持っていく必要がある。管理棟では冷蔵庫の利用や食事が可能で、かわいいわんこにも会える。その他、ダイビング関係の施設として、タンクチャージ室、シャワールーム、乾燥室、水着乾燥機などがあった。機会があれば次回はダイビングで利用したいものだ。

ペンションに荷物を置いたら元町港で自転車をレンタル。電動アシスト付きが良かったのだが全て出払ってしまっていたのでマウンテンバイクになってしまった。電動アシスト付きを狙う場合は朝イチに行くのがおすすめだ。

最近はよく自転車に乗っているからまあいけるでしょ…と思ったが、私がいかに日々べっくんの快適アシストで楽をしているかを思い知らされる結果となった。最初の30分くらいは旅行テンションもあり快適にサイクリングを楽しんでいたのだが、ひたすらながーい坂道にさしかかると「なんで旅先でこんな辛い思いしてるんだろ」と脳内で愚痴大会が繰り広げられた。後半は頭真っ白虚無状態でひたすら大島一周道路を走り続けていた。モウヤダカエリタイ…と心が折れそうになった時に、眼前に現れた地層切断面。圧倒的なスケールの地層切断を目にした時、全ての疲れは吹き飛んだ。

「バームクーヘン」とよばれるこの地層切断面は、約12,000~15,000年前の地層20層が表面剥離されたものである。スコリア・火山灰・腐植土などが互層になることにより生み出された年輪のような模様。長い年月をかけて自然がつくりあげた美しい景観に、ただただ感動した。

念願の「バームクーヘン」を見ることができ、少し元気回復。来た道をまた戻り、元町港方面へ自転車を走らせる。この日の走行距離はおよそ14キロ。Fitbit計測の消費カロリーは1040キロカロリー。アシストなしで我ながらよく頑張ったと思う。

元町港近くの海岸で遅めの昼ごはんを食べる。抱えてきたリロ氏のワイドホットサンドパンを使い、フランクフルトを焼いてホットドッグを作った。

お昼を食べた後は「元町 浜の湯」で疲れた足を温める。水着着用型の混浴露天風呂で、海を見ながら温泉を楽しむことができる。利用料金は300円。ただ湯につかることを楽しむ場所なので体や髪を洗うところはない。手前のお湯が熱く、奥に行くほどぬるくなる。このタイミングでの温泉が効いたのか、ハードなサイクリングにも関わらず誰も筋肉痛にはならなかった。(温泉パワーすごい。)

夕飯はペンション近くの海岸で野外料理を楽しんだ。

夕飯でもホットサンドパンが活躍。ご飯とビーフシチュー(レトルト)を温め、ハヤシ焼きめしに。

ワイドパンを使えば焼きジャガもホクホクに仕上がる。簡易版のダッチオーブンとしても使えるのでとても便利。

スノーピークのコンパクト卓上コンロとワイドホットサンドパンのおかげで気軽な装備で色々な野外料理を楽しむことができた。このセットは相性抜群だと思う。

翌朝は早朝から元町港の近くで釣り。なかなかヒットがこない二人を遠目にみながら私は朝ごはんの準備をする。

スノーピークのバーナーでお湯を沸かしてトマトスープ&マグスープヌードル、アルファ米のチキンライスを作る。ホットサンドパンは風除けにも使えて便利。

帰りの便も岡田港からの出港となったので自転車返却後、バスで岡田港へ向かう。この日は土曜日だったためか、元町港から岡田港への臨時直行バスが出ていた。

港内のレストランで大島の郷土料理「べっこう寿司」をいただく。白身魚の切り身を島とうがらし醤油につけたものでほんのりと辛い。

こちらは「べっこう丼」。べっこうの味が濃いので、個人的にはご飯多めの丼の方が美味しかった。上に乗っているのはあした葉漬け。これも大島の郷土料理なのであるが、けっこうクセが強く好き嫌いが分かれると思う。

早めの昼食後、出港まで最後のチャレンジで釣りをする。ここでも残念ながらヒットはなくボウズで帰路につく。「きっと魚もGW中でお休みしてたんだよ」と言った矢先に魚が飛び跳ねる。(大島の魚、煽り上手。)天気予報を見ながら直前(2日前)に計画&予約した弾丸家族旅行だったがかなり充実した内容の旅となった。

2023.5.10投稿

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