3年しかない中学校生活のうちの2年間を新型コロナにより大きく制限された中で過ごしたななち。2年生の時は体育際、文化祭、吹奏楽コンクールといったあらゆる学校行事が中止されてしまった。3年生の時は規模を大幅に縮小して体育際と文化祭は開催できたものの、修学旅行と卒業旅行はなくなってしまった。仕方のないことだし、元気に卒業式を迎えることができただけでも感謝すべきなのだろうが、やはり親としてはかわいそうに思えてしまう。

そんな訳でななちの卒業＆高校合格祝いということで赤坂のうさぎやへ行ってきた。3年前、ななちが修学旅行でいない時に夫と出かけた一軒家レストランである。

赤坂という立地＆老舗のマジックバーということもあり、子供連れでいくような雰囲気ではなかったため「ななちが大きくなったら連れてきてあげよう」と思っていた場所だ。あの時はまだまだずっと先のことだと思っていたのだが子供の成長は思った以上に早かった。

コース料理を食べるのは本当に久しぶりだった。お取り寄せのコース料理キットで自宅でフルコースを楽しんだりもしたが、やはり座っているだけでお料理が運ばれてくる方がゆっくり食事を堪能できるし、特別感があっていい。

食前の一口のお楽しみ
満月を見上げるかわいいうさぎがあしらわれたジュレ的なもの。

季節の鮮魚とお野菜の盛り合わせ
「キャラメリゼされたナス」というものに初めて出会ったが、斬新でおいしかった。

焼き蕪のポタージュ
蕪ってこんなに濃厚なポタージュになるんだ！という驚いた一品。

真鯛のソテー　焦がしバターのソース
真鯛もバターもお家にあるけれど、こんなソテーはなかなか作れない。

お口直しはほうじ茶のグラニテ
ほうじ茶系のデザートが苦手なななちもこれは美味しい！と喜んでいた。

メインのお肉料理は牛頬肉のブルゴーニュ風煮混み。
こんな機会なかなかないし！ということで、オプションでフォアグラも添えていただいた。とろけるように柔らかいお肉&フォアグラがとても美味だった。

シェフ特製”京”カレー
ココナッツミルクと味噌をベースにしたスパイシーなカレー。お腹いっぱいなはずなのに、ぺろりと食べてしまった。

デザートはクレープオランジュ。
シガールのような形のクレープに温かいオレンジソースとバニラアイスをつけていただくおしゃれなデザートだった。

マジックショーは相変わらず素晴らしかった。カードマジックをベースに時事ネタを取り入れたおもしろマジックやらスマホを使った現代的なマジックなど、前に来た時とは違った系統のマジックを楽しむことができた。特に最後のマジックは本当に不思議で全くどうやったかわからなかった。超能力か魔法を使っているとしか思えない、摩訶不思議な体験だった。ななちにも忘れられない思い出ができたと喜んでもらえ嬉しかった。

4月からの高校生活では、中学校の分まで学校行事や友達との交流を楽しみ、学生生活の思い出をたくさん作ってほしい。（新型コロナよ、早く収束しておくれ…）