ななちが産まれるまでは、毎夏シュノーケリングしにいっていた南伊豆。ななちもだいぶ泳げるようになってきたし、今年あたりシュノーケルデビューさせてみよう！と10年ぶりに訪れた。

初日は弓ヶ浜の海水浴場で、シュノーケルの使い方を教える。この夏、潜水もできるようになったが、波や流れがある海の潜水はまだ難しそうに感じたので、とりあえずライフジャケットを着て水面に浮きながら、シュノーケルで呼吸し、海中をみる練習をする。こちらは問題なくできた。砂浜なため透明度は悪いが、海藻など見つけて喜んでいた。
お昼は名物の伊勢海老ラーメン。半身が丸っと入った贅沢な一品だ。濃厚な海老だしが美味だった。

宿は南楽という所をとった。ヒリゾへの船を出してもらえる、という理由でここを選んだのでどんな所かも全く調べたりしなかったのだが…予想以上に良かった。
古民家のような造りになっていて、土間や囲炉裏がある。

翌日の朝には、この土間で作ったすいとんを囲炉裏であたためふるまってくれた（美味しかった！）

温泉も、大浴場の他に家族風呂が10こもあった。塩分のある温泉らしく「お吸い物みたいな味がします」とのこと。確かに温泉上がりの肌をなめてみたらほんのり塩味だった。強めのナトリウム泉ということなのだろうか。「海につながっているためサワガニがでることもあります。」とも言われ「まさか〜」と思っていたら本当にいてびっくりした。（大きいのから小さいのまで五匹ほど見つけた。）カニを観察しながら温泉に入るなんてなかなかできない経験だ。

夕飯はこの地域の特産だという伊勢海老づくし。数年前の年末、小田原の魚屋で伊勢海老を買ってもらえず（→5000円だというので買ってあげるよと言ったのだが、よく見たら100gあたり5000円だったので却下した。）大泣きをしたななちは、念願叶ったと大喜びだった。

翌日は朝一にヒリゾに向かう予定だったのだが、台風の影響で海にうねりがあるから船が出ず断念…。諦めて再び弓ヶ浜へ行く。幸い天気はもったので、昼過ぎまでたっぷり海遊びを楽しめた。少し沖の方まで行ったら若干透明度もあがり、魚も二匹見ることができたのでまあ良しとしよう。

何より今回は食事と古民家ラグジュアリーなお宿に大満足。二年ぶりの家族旅行だったが、ななちが成長してくれたおかげで、大人と一緒に楽しめる事が増えたなあと感じた。