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インタイムとスルータイム

今日は久しぶりに友達と食事に出かけた。心理カウンセラーの資格取得を目指して学校に通っている彼女の話は、開眼させられる事が多く、話していてとても楽しかった。

今回特に興味深かったのが、時間の流れの捉え方について。「自分の未来、現在、過去というものが感覚的に自分のどの辺りにあるか言ってみて。」と言われたので、私は今私がいるところが現在、目の前に広がるのが未来、私の後ろに続くのが過去、と答えた。自分を中心に縦軸に時間が流れているイメージだ。このように、時間の流れの中に自分がいると言う時間の捉え方をインタイムと言うらしい。

これとは異なるもう一つの時間の捉え方に、スルータイムと言うものがあるそうだ。時間と流れの外に自分を置き、横方向に時間の流れをみる捉え方で、こちらの捉え方を使うと、より客観的に過去、現在、未来の事象を見る事ができるようになるそうだ。
自分の中にある嫌な思い出や記憶は、過去と現在が縦軸につながるインタイムの捉え方では連続して、今に続いているものとなるため、引きずりがちになる。

そんな時は、スルータイムの捉え方に切り替え、過去の自分を横から客観的に見るようにすると良いらしい。問題となっている嫌な思い出や記憶を、一度時間の流れから切り離し、その時の自分は何がどのように嫌だったり傷ついたりしたのかを客観視する事によって、その負の体験を昇華し、克服することができると言うのだ。トラウマの療法としても使われている手法らしい。

深いし、難しい話だが…なんとなくイメージとしてはわかる。要するに、気持ちがもやもやする時は「ザ・ワールド!」と叫び、一度時の流れの外に出て、もやもやの原因を除去し「そして時は動き出す…」と今に戻ればよいという事なのだろう。気持ちの切り替えをしたい時などに使えそうな手法なので、意識的に実践していきたいと思った。

2016.7.13投稿

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