この週末は「何か実験なり観察なりをしてレポートを書いてくる」という宿題が出た。ななちは、「『ダーウィンが来た！』でやってたアリの実験をやる！」と決めていたらしく、自分でいそいそと準備を始めた。
実験は、アリの巣の前に色々な食材を並べ、どの食材が人気かを調べる、というものだ。アイスクリームスプーンを、プラスチックケース（今回は厚揚げのパックを使用）に切り込みを入れたものに差し込み、それぞれに同じ量（大体1g）の食材を入れて並べる。ななちが選んだ食材は、左から、キャベツ、砂糖、あたりめ、マーブルチョコ、ソーセージ、ドライマンゴー、そして塩。

ななちは、折りたたみの椅子を持ってきてアリの巣の前に座り、画用紙に観察したことを書き連ねていった。30分ごとぐらいに覗きにくればいいんじゃない？と言ったのだが、見ていて飽きないらしく、昨日の午前中は、一時間近く、ひたすら外で観察していた。

一番人気はあたりめだった。一時間半で全てのあたりめが巣に運ばれていった。結構大きな塊をガンガン運んでいくのがすごい。そして、巣の入り口に置かれたあたりめは、下から引っ張られて、あっという間に巣の中に吸い込まれてゆく。結構大きな巣のようだ。

次いでドライマンゴー、砂糖、そして塩が人気だった。ありは、チョコレートのカカオ成分を好まないというのでチョコレートの人気がイマイチだったのは予想通りだったが、ソーセージが不人気だったのが意外だった。あたりめと同じたんぱく質なのに…。夫に話したところ「添加物を好まない、意識高い系のアリだったんじゃない？」とテキトーなことを言われた。

実験の仕方や観察したこと、感想などを書き連ねたななちの観察ノートは3ページにも及んだ。好きじゃないことはやらせるの一苦労だけど、好きなことはとことんやる子なのだなと改めて思った。うまいこと伸ばしてやりたいものだ。