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家庭訪問(1年生)

今日は家庭訪問だった。ななちも家にいたので二人で先生をお出迎え。来るまでは早くこないかと楽しみにしていたくせに、きた途端恥ずかしくなったらしく、最初に一言挨拶したらあとはほとんどしゃべらず私にくっついたまま座っていた。

色んな部分で我が道(例えば恐竜とか…)を突き進んでいるななち。しっかり自分を持っていて、周りに流されない。そこはとてもいいところだと思っているのだが、一つ心配なのは、女の子達とうまく付き合えているかという点だ。

この年頃になると、女の子達は決まったお気に入り同士でよく集まるようになり、やがて仲良しグループを作り始め、他を排除する。気に入ったお友達を独り占めしたい…という単純な動機なのかもしれないが、なかなかに残酷でドロドロとした世界である。そうしたことを敏感に感じとっているのか、ななちはあまり自分から女の子と関わりを持とうとしない。

昔から特定の子と遊ぶ習慣はなく、自分のしたい遊びをしている子と遊んでいたななち。おそらく友達との付き合い方が男子的なのである。そのため、仲良しのお友達のほとんどが男の子である。そして、入学し「仲良くなった!」と報告してくる友達もやはり男の子ばかり。もしかしたら、女の子の中に馴染めていないのか…と思っていたのだが、今日の先生の話を聞く限り、特に孤立しているわけではなさそうだった。でもやはり女の子といることは少ないようだ。

男の子と一緒に遊べるうちはいい。しかし、学年が上がり女子は女子、男子は男子…といった雰囲気になった途端、居場所がなくなってしまう。自分も経験したので良くわかる。私も昔は、周りの女の子達が恋バナに花を咲かせる中「今週のベジータ、最高だったよね!」とジャンプの話で盛り上がっている「ほぼ男子」みたいな子だった。中学まではそんな私を「しょうがないなあ…」と温かく受け入れてくれる友達がいたのだが、高校に入学し壁にぶち当たる。

クラスに同じ中学出身の友達はなく、しかもクラスの大半が同じ塾に通っていた顔見知り同士ですでにグループを形成しているという状態だったのだ。みんな女の子度強めで、完全にアウェーな感じだった。かと言ってもう男子の輪には入れない…と結構悩んだのを覚えている。そんな訳で、クラス活動とお弁当の時間がかなり苦痛であった。やがて部活が始まると、なんとなくそこに居場所を見出せるようになり、そして三学期のとある出来事をきっかけに「もう無理して付き合わなくていいや」と吹っ切れた。吹っ切れたら、すでに吹っ切れている新しい友達と出会うことができ、残り二年間はとても楽しいものになった。

ななちもいつかそうした壁にぶち当たるのだろう。その時に孤立に絶望せず、うまく吹っ切れることができれば良い。あの夫の血をひいているななちだ。心配せずとも、私なんかよりももっと飄々と、女子付き合いの荒波を乗り越えることができるかもしれない。そう信じて見守りたい。

2013.5.24投稿

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