無事に弟の結婚式が終わった。笑いと愛に溢れた実に弟らしい結婚式だった。素晴らしい友達、先輩、上司に恵まれ、弟は幸せだと思う。私から遅れること12年。思ったより遅めの結婚だったが、これからの結婚生活も仲間に支えられ、二人で協力して幸せに築いていくことだろうと安心した。

ななちも立派に役目を果たした。教会入り口の段差でころばないか、お辞儀の時にピローを傾けて指輪を落としたりしないか…とこちらは直前まで心配していたが、堂々たるリングガールぶりであった。披露宴の花束贈呈も「ママと一緒に行ったら？」という周りの声も気にせず普通に一人で渡しに行った。絶対に私よりも肝が座っている。頼もしい限りだ。

ニューオータニの料理は素晴らしかった。見た目も美しく味も良かった。弟は、ななちにも大人と全く同じコース料理を用意してくれていた。会場の方が「お子様ランチでなくて大丈夫ですか？」と心配してくださり、ちょこちょこ様子を見にきてくださったのだが…ななちの見事な食べっぷりを見て驚いていた。最後には「味がよくお分かりですね…。」と感心されてしまったほどだ。昔からお子様料理を好まず、大人のものを食べたがっていたななち。以前「せっかくホテルディナーに行ったのに、すべてななちにおいしいとこ持ってかれて私がお子様ランチを食べたのよ！」と話した事を弟は覚えていてくれたのだろう。おかげで、今回は私もしっかり料理を堪能することができた。

自分の結婚式ではないが、色々と緊張していたらしく、今日はどっと疲れが出てしまった。しかし夫とななちは二人仲良く元気に出かけて行った。肝が座り緊張知らずなのは夫譲りなのだろうか…。