新生「映画ドラえもん」
今日はななちと「のび太のひみつ道具博物館」を観に行った。春休みのレディースデー、しかも雨。予想通りの激混みだった。vitでチケットをとっておいて大正解だ。「スマートなママでよかった!」とななちからお褒めの言葉をいただく。
vitはとても便利なのだが、当日キャンセルができないところが問題だ。その点だけもっと柔軟に対応できるようになれば、vit利用者も増え、カウンターの混雑をもっと緩和できると思うのだが…。
ななちと最初に映画を見に行ったのは、確か友達に誘われて行った「アンパンマン」だ。当時二歳半、暗闇と大音響の中、一時間座って観ることができるのか…と不安だったが全く問題なかった。勝手知ったる様子でポップコーン片手に鑑賞しているななちをみて、大物だと思った。
その後、毎年GWに公開される「劇場版トーマス」を観に行くようになり、春、夏にある戦隊シリーズの映画を観に行くようになり…この度、ドラえもん好きの友達に強く勧められ、ドラえもん映画デビューした。
実は、私自身もドラえもんを映画館で観るのは初めてだったりする。日本にいなかったこともあり、私の映画デビューは遅く、中学時代のドラゴンボールだったのだ。ただ一度だけ、日本から送られてきたビデオで映画のドラえもんを観たことがあった。どんな話だったかは忘れてしまったが、石ころ帽子をかぶって敵地に仲間を助けに行くシーンがとても印象に残っている。
今回の映画は、過去のドラえもんにはない新しい要素を盛り込んだ挑戦的なものだった。ネタバレになるので詳しくは述べないが…一番の特徴は、「完全悪」のラスボスが存在しないという点だ。価値観が多様化した今の時代を象徴しているのかもしれない。賛否両論あるらしいが、私は面白かったし、良い出来だと思った。勧善懲悪の構図でない分、子供には少し難しい部分があったかもしれないが、ドラえもんとのび太の絆が描かれた良い映画だったと思う。
来春は藤子・F・不二雄生誕80年記念の映画を公開するらしい。「次も楽しみ!」とななちも行く気満々だ。脈々と受け継がれてきた水戸黄門的な型から外れることで、新しい風を吹き込んだ新生「映画ドラえもん」、今後の展開が楽しみである。
きまぐれ映画レビュー
2013.3.27投稿