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きかんしゃトーマスのかくれんぼ絵本

『きかんしゃトーマスのかくれんぼ絵本』(ポプラ社)

もうすぐ2歳になるななちの従兄弟がトーマスブームに突入した。そういえば、ななちがトーマスブームに突入したのもちょうどこのくらいの時期だった。きっかけは遊園地で乗ったトーマスの乗り物だ。200円入れると小さな線路を二週するだけの幼児向けの乗り物だったのだが、ななちは大興奮だった。「ポッポ!ポッポ!」と繰り返しながら、手を振り、頭を振りノリノリで喜んだ。それ以来、街中でトーマスを見つけると「ポッポ!」と嬉しそうに指差していた。(そして、その後3年近くトーマス&鉄道ブームが続くことになる…。)ブーム真っ盛りの頃の愛読書がこの「きかんしゃトーマスの かくれんぼ絵本」だ。一日に何度もせがまれ読んだ。

新しくオープンする動物園に向かう途中で逃げ出してしまった動物達をトーマスが探しながら走るというストーリーの仕掛け絵本。貨車の扉を開けると、つまみ食いしているクマが現れたり、猫かと思ってミルクをあげたら…トラだった!と逃げ出したり。トーマスの仲間達も総動員で動物達を探し出す。トーマス達はもちろん、鮮やかな色使いで描かれた英国の田園風景や表情豊かな動物達も、とても魅力的だ。今はもうほとんど読まなくなってしまったので、トーマスグッズと一緒に従兄弟にゆずってあげようかとも思ったのだが…思い出が詰まりすぎていて私が手放せなかった。

当時はすべての車体番号と名前を覚えていたのに、今はもう親子ですっかり忘れてしまった。ただ、トーマスに乗ってはしゃぐななちの「ポッポ!ポッポ!」という嬉しそうな声は今でもしっかり覚えている。

2013.3.17投稿

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