デコレーション
今日はじいじの誕生会をするために久しぶりに実家へ帰った。じいじの家にお泊まりするのは夏休み以来なので、ななちは大喜びで6時半から起きてスタンバッていた。幼稚園のある日は8時近くになっても全然起きないのに、なぜ休みの日に不必要に早起きするのだろうか。
じいじのプレゼントと昨日焼いておいたスポンジを持って電車に乗る。今年のケーキは一人でデコレーションしてじいじにあげるのだと、ななちは張り切っており、実家に着くなり、早速ケーキのデコレーションを始めた。みかんをはさみ、生クリームを塗ってカラフルなアラザンをトッピング。みかんとバースデー用オーナメントをのせたら、最後に絞り袋を使ってクリームを飾りつけた。「えっ?そこにそれのせちゃうの?」とつっこみたい場面も多々あったが、ぐっと我慢し見守る。ななちなりに考えていろいろこだわりデコレーションしているのだ。
最初にケーキのデコレーションをしたのは、二歳のクリスマス会の時だった。お友達と一緒に、小さなスポンジに果物をのせてケーキ作りごっこをしたのだ。ママに倣い規則的に並べる子が多い中、ななちはマイペースに好きなものを好きなように並べていたが、それはそれでサマになったデコレーションだったのを覚えている。今日のケーキも出来上がってみれば、なかなか可愛らしかった。ななちの手作りケーキに、もちろんじいじは大喜び。ななちも得意満面だった。
口出しせず、見守ることも大切なのだな、と改めて思う。よくわかってはいるのだが…ついいつも手出し、口出ししてしまう。余計な口出しで、子供の感性を自分色に染めてしまってはいけない。でも親として、年長者としてのアドバイスはしたい。この匙加減が難しい。
2012.11.24投稿