絵本レビューとWwbと…

それぞれの新しい生活スタイル

今週からななちは通常登校に戻った。日によって通学時間が異なる分散登校はリズムがつかめず母子ともに疲れてしまっていたので毎日規則正しく通学できるようになったのはありがたい。とは言え、感染防止対策のために様々な活動が制限されており、学校生活が元通りになった訳ではない。マスクの着用、お弁当は班にならず個人で無言で食べる、部活も週3日まで等、色々な制限がある中での学校生活だ。

特に吹奏楽部は当面の間は楽器を吹かずに活動するようにとのお達しがでているとのこと。なんだそりゃって感じだが、学校側としてはリスクを考えるとそういう対応にならせざるを得ないのだろう。当のななちは部活の仲間に会って久しぶりに話ができただけでも嬉しかったようだ。演奏はできなくてもリズム練や筋トレなど、皆でなにかしらの活動ができるだけでも意味はあるのかもしれない。

夫は引き続き在宅勤務中。通勤がなくなった分の時間を「朝活」と称しサイクリングに充てるようになった。最近のブームは朝一に農協まで自転車を走らせ地元農家の朝採れ野菜を買ってくること。おかげで毎日新鮮な野菜を食べることができるようになった。従来の夜型生活に比べるとかなり規則正しい生活になったし、毎朝運動するようになったので健康的なスリム体型に戻るのではと期待しているのだが、まだ効果は現れていない。

私の方はというと、むしろ規則正しく食事をするようになったために太ってきた。今まで平日一人で家にいる時は、11時くらいにブランチをとり、ななちが帰ってきたら6時ごろ夕飯という1日二食の生活だった。買い物と庭仕事くらいしか運動と言えるような活動をしていないのでそれくらいのカロリー摂取で十分なのである。

それが毎日きっちり三食食べ、3時にはティータイム、時々夜晩酌なんて暮らしになったのだ。明らかにカロリー過多である。年明けのマロンショックで2キロ落ちた体重がこの3ヶ月で3キロ増加した。半年でプラス1キロならまあ大丈夫かな…と油断していたら、久しぶりにはいた夏用デニムがパツパツになっていて焦った。ウエストゴムのワークパンツばかりはいていたために体型の変化に気がつかなかったのだ。

これからは出かけなくても毎日デニム履くようにしよう!と決意した矢先に事件は起きた。何気なくしゃがんだ拍子に盛大な音と共にデニムの太腿部分が裂けたのだ。それを見ていたななちは大笑い。夫は一言「ダメージジーンズならぬ、ダメジーンズだね。」返す言葉もない、的確な指摘だ。そんな訳で夏までには1キロ落として元の体型に戻すことを決意し、ヤーナリズムを再開した。

ななちも誘って二人で毎晩踊っている。最初はめちゃくちゃキツかったが、最近は慣れてきたこともありちょっと楽しくなってきた。そして踊った後はお風呂で半身浴しながらゲーム対決をするというのがななちと私の新たなナイトルーティーンになっている。

数年前に面白いと教えてもらって試しに入れてみたらどハマりしたShadowverse。一時期やり込んでいたのだが、ストーリーが進むにつれ無課金の壁を感じるようになってやめてしまい、ななちがスマホデビューしたタイミングでアカウントごと譲ってしまっていた。最近になり「ママと対戦してみたい」とななちに言われて再び入れてやりはじめたところまたハマってしまった。ソロのストーリーモードでしかプレイしたことがなかったのだが、ななちと対戦して「これは人相手にプレイした方が楽しいゲームだ」ということを理解した。互角に対戦できるようにまで成長したななちに感謝だ。

こんな感じに、今回のコロナ禍の影響によって我が家の生活スタイルは色々と変わった。今まで通りにできないという不便さや不満がある一方で、時間の使い方や勉強・仕事の進め方を見直すいい機会になっているなと感じる時もある。

長い年月をかけて築きあげてきた文化や社会の存続を大きく揺るがしているという点において、新型コロナウィルスの発生は、人間にとっては気候変動に並ぶくらいの大きな環境変化なのだと思う。会話をしながら食事をする、大勢で集まり歌ったり踊ったりして音楽を楽しむ、色々な国や地域を旅するなど、人々が楽しみや幸せを感じてきた行為が尽く感染を広げる危険な行為だとして行動変容を求められ、感染を防ぎながら暮らしていくための新しい生活様式が各所で提案されている。おそらく今後急速に社会の電子化・オンライン化が進んでいくと思われる。

そうした環境変化に柔軟に対応できる人は、新型コロナウィルスと共存しながらの社会生活にもすぐに適応し、大きな不自由を感じずに生活していくことができるだろう。しかし、年齢や身体的理由、業種などによっては行動変容や新しい環境への適応が難しい人もいる。そうした人や業種を適者生存、自然淘汰だとして切り捨ててしまうのはあまりにも野蛮だ。適応が難しい人もゆっくりでいいから取りこぼされずに適応していけるようにサポートしていく体制が必要だと思う。とりあえず身近なところからやっていこうと、母にセルフレジの使い方を教え中。

アイキャッチは地元のケーキ屋さんでみつけたアマビエ様クッキー。このあたりでもいろいろなアマビエ様をみかけるようになった。個人的にはこういうムーブメントは明るい息持ちになれるので好き。

2020.6.19投稿

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