お店のレシピいろいろ
わが家の場合、外出自粛生活の中における娯楽の中で最も大きなものは食事だ。各々が三度のご飯の時間を楽しみに在宅ワークや自宅学習に取り組んでいる。多少のプレッシャーは感じるが、料理は好きなので作ることに苦痛はない。ただ、たまに自分の味に飽きてくることがある。
そうした時に役立つのがお店のレシピである。緊急事態宣言以降「少しでも自宅生活が楽しくなるように」と自慢のレシピを公開するお店が出てきた。厳しい状況にありながらもそうした善意の活動をしてくれるお店には感謝の気持ちしかない。こうした情報を積極的にシェアし、お店が通常営業できるようになったら皆んなでお礼参りに食べに行く…という形で応援できればと思っている。
つばめグリル
つばめグリルではお店の目玉商品であるホイルで包み焼きしたハンバーグやデミグラスソースのレシピなどを公開している。ハンバーグは表面をフライパンで焼いた後ホイルに包んで加熱することでふっくらジューシーに仕上がった。デミグラスソースの作り方もすごく参考になった。
とりの唐揚げも小麦粉と片栗粉を半々で配合した衣を使い、それを少し休ませてから揚げることで、衣までおいしいサクサクな仕上がりに。
ホテルオークラ
ホテルオークラではシェフのこだわりレシピを公開。真っ先にフレンチトーストに挑戦したが、卵6個に牛乳370cc、砂糖62gの卵液に厚切り食パン4枚を丸一日ひたすという炭水化物ダイエッターが卒倒しそうなレシピだった。でもふわトロでとても美味しかった。カロリーは正義!
NHKプロフェッショナル「プロのおうちごはん」
前回ブログで紹介したNHKプロフェッショナルの緊急企画「プロのおうちごはん」。好評だったようで、先日第2弾が公開された。(最終的に全部で4回のシリーズとなった。)写真はフレンチシェフのじゃがいもグラタン。簡単なのにお洒落なフレンチが楽しめる。ピスタチオがいいアクセントになっている。
一番驚きがあったのが、カレー職人植竹さんのカレー。ツナ缶&トマト缶そして甘酒という意外な組み合わせで、テレビで見た時は仕上がりの味が全く予想できなかったのだが、作ってみると本格的なキーマカレーのような仕上がりに。甘酒のコクと甘味がものすごく良い仕事をしている。
第3弾で紹介されたタサン志麻さんのフランス風グラタン。日本でグラタンというとホワイトソースにマカロニのイメージだが、元々のフランス語の意味としては「オーブンで焼いて表面をこがしたもの」というものらしい。ハヤシソースの上にマッシュポテト、そしてチーズというカロリー高めのメニューだが、とっても美味しかった。やはりカロリーは正義。
第4弾で紹介された栗原はるみさんのゴボウハンバーグはザ・家庭料理という感じで、作りやすくて美味しかった。万能ソースも色々と応用して使えそう。
料理人米田さんのとり肉のサラダはヘルシー&おしゃれな一品に。(ズッキーニがなかったのできゅうりで代用したところちょっと庶民的な仕上がりになってしまったが。)片栗粉をまぶしてしゃぶしゃぶしたとり肉が本当にしっとりして美味しかった。こちらもドレッシングが汎用的に使えそう。
フレンチシェフ小林さんの赤ワインのリゾットは、それなりに時間はかかるが作り方自体はとてもシンプル。そして美味しい。特に蜂蜜と赤ワインを煮詰めて作る赤ワインのソースがとても美味。ヨーグルトに入れたりしてデザート的に食べるのもあり。ピストゥはマッシュルーム&ニンニクを生食するのに抵抗があったので刻んで加熱したものを使ったがそれでも美味しくできた。ピストゥはクリームチーズを塗ったパンにのっけて食べてもよし。
アイキャッチのパスタは横浜迎賓館総料理長のレシピ動画を見ながら作った春キャベツのパスタ。動画は限定公開となっているシェアできないのが残念だが、味噌&バターの組み合わせが美味しい和洋風パスタだった。
様々なお店のレシピのおかげで外出自粛期間中も充実した食生活を送ることができた。お腹周りのお肉も充実してきたような気もするが、気のせいってことにしておこうと思っている。
2020.5.15投稿