立つ鳥跡を濁さず-Twitterアカウントの削除方法-
最新のニュースから癒し動画、愚痴や暴言、誰にもいえない妄想など様々な情報が飛び交うTwitter。鍵アカ以外は基本的に全公開の世界であるにもかかわらず、匿名だからと安心して感情の赴くまま好き勝手なことを呟く人が多い。そのため何気ない一言がパズって一時的に有名人になったり、意図せぬ解釈をされて大炎上したり…なんてことが毎日のように起こっている。
それがTwitterの醍醐味でもあるのだが、過激発言や極論は目にするだけでも滅入ってしまうし、ネット上の顔の見えない人間関係に疲れてしまったりもする。そんな時は潔くツイッタランドからさよならするのも一つの手だ。
TwitterはスマホのTwitterアプリまたはWebブラウザから退会(アカウント削除)をすることができる。全体の流れとしては次の通り。
- アカウント削除の告知
- ツイート履歴をダウンロード(必要あれば)
- プロフィール画像やトプ画を削除
- アカウント削除をリクエスト
- アカウントパスワードを入力
- 30日間の執行猶予期間を待つ
以下に具体的な手順を述べていく。
1.アカウント削除の告知
リア友はもちろん、一度も会ったことない人でも長年FF関係にあった人が突然アカ消ししてしまうのはびっくりするし、寂しいものだ。固定ツイかプロフィール欄などで一言やめる旨を伝えておく方が親切だろう。(ただし、ひっそりと消えたい場合はこの限りではない。)
2.ツイート履歴をダウンロード
ツイート履歴を手元に残しておきたい場合はアカウントの「Twitterデータ」からツイート履歴のダウンロードをリクエストすることができる。(履歴が必要ない場合はこの手順はスキップ。)
パスワードを入力すると、ツイート履歴のダウンロードボタンが表示されるのでこちらをクリック。
ツイート履歴はzip形式でダウンロードされる。全履歴はJSONとCSVの2種類の形式で月別・年別ごとに保存されており、フォルダ内にある「index.html」をブラウザで開くことで過去のツイートを閲覧することができる。
3.プロフィール画像やトプ画を削除
スマホアプリでツイッターを使っている場合、キャッシュなどの関係でアカウントを削除してもしばらくの間はプロフィール情報が表示されてしまうため、アカウント削除したことが伝わりにくい。アカウントを削除する間に、プロフィール画像やトプ画をデフォルトに戻しておき「もう使っていません」感をだすと親切だ。
プロフィール画像は一度設定してしまうと、アプリの方では削除することができない。面倒だがPCで自分のアカウントにログインして削除する必要がある。(2019年5月31日現在)
ホームのプロフィール画像をクリックし「画像をアップロード/削除」メニューを表示する。
「削除」を選択すると本当にプロフィール画像を削除してよいかを問うポップアップウィンドウが出てくるので「画像を削除する」をクリックする。
プロフィールアイコンがデフォルトに戻る。
ここまでは削除のための準備で、ここからが実際の削除方法となる。アカウントの削除はPCからでもスマホアプリからでもできる。ここではスマホアプリのスクショを掲載しながら解説してゆく。(PC版でも流れは同じ。)
4.アカウント削除をリクエスト
自分のホーム画面から「設定とプライバシー」メニューを選択。
メニューの一番下にある「アカウント削除」を選択する。
本当にアカウントを削除してよいのかの確認画面になるので、スクロールして一番下の「アカウント削除」を選択する。
5.アカウントパスワードを入力
アカウントのパスワードを要求されるので、パスワードを入力し「アカウント削除」ボタンをおす。
最終確認のダイアログボックスが表示されるので「削除する」を選択。
これでアカウントの削除のための手続きは完了。登録してあるメール宛にアカウント削除のリクエストを受領した旨のメールが届く。
6.30日間の執行猶予期間を待つ
削除申請されたアカウントは、30日間の猶予期間後に完全に削除される。猶予期間中は他の人からは検索も閲覧もされない状態になる。猶予期間中であれば、再ログインをするだけで削除申請を取り消してアカウントを復活させることができる。(フォローもフォロワーも戻る。)本気で退会したい場合はうっかりログインしないように気をつけよう。この期間を過ぎると、アカウントは完全に削除され復活させることは不可能となる。
アカウント削除後すぐに削除したアカウントを検索したところ、Web上ではすぐに「ユーザが見つかりません」との表示になった。
しかし元フォロワーの立場からアプリ経由でアクセスすると「ブロック中」の表示がでる。アプリにキャッシュを残す仕様があるためだと思われるが、アカウント削除の情報はすぐには反映さないようだ。
アカウントを削除するとフォロー関係は強制的に解除されるが、DM履歴などは相手がキャッシュをクリアしない限り相手端末には残っている。そのためフォロー解除に気がついたフォロワーがDMからプロフィールにアクセスしてくることも考えられる。そんな時にこうした表示が出てしまうとかなり感じが悪い。ブロックと誤解されないためにも、アカウントを削除する際には事前にその旨お知らせしておく方が良いだろう。
削除後一定期間経つと「存在しませんの」表示に変わり、30日が経過すると検索しても検索結果に表示されなくなる。
Twitterアカウントの削除により、自分が投稿した画像やツイートは全て消える。しかしスクショされ画像として残されてしまった場合(いわゆる魚拓)は自分の意思で消すことができない。一度ネット上に出てしまった言葉は、たとえそれが本心でなかったとしてもなかなか取り消すことができないのである。感情に任せて、その場のノリで呟いたことが自分の人生に暗い影を落とすかもしれないということを忘れないようにしたい。
2019.6.18投稿