Microsoftアカウントを作ると勝手にSkypeアカウントが作成される件
Microsoftに買収されて以降、SkypeのアカウントはMicrosoftアカウントと連携するようになった。そのため、新たにSkypeアカウントを取得する際には、まずMicrosoftアカウントを取得する必要がある。(買収される前に発行したSkypeアカウントはそのまま使用可能。)
その事は知っていたのだが、Microsoftのアカウントを作成すると、自動的にSkypeのアカウントも作成されてしまうということに最近気がついた。きっかけは先日のこと。私のSkype上に「知り合いかもしれない人」として、ななちの実名アカウントが表示されたのである。何で??とびっくりして調べたら、ななちのPCをMicrosoftに登録した際に、Skypeのアカウントも自動的に作られていたとうことらしかった。
SkypeのIDは「live:マイクロソフトのアカウント名」で自動作成され、これは変更することができない。そしてSkypeのプロフィールにはMicrosoftアカウントに登録した情報が自動的に転載されるのだが、デフォルトの設定では、この情報がSkype ユーザーの誰からでも検索可能な「探しやすい設定」となっているようなのだ。そのため、私のアカウントに「知り合いかもしれない人」として提案されたようだ。
Skypeは使う予定がないからアカウントを削除したいと思っても、それはできない。Skypeのアカウントを消すには、連携されているMicrosoftのアカウントごと消さなくてはならないのだ。
そのため、Skypeを使う予定がなく、Skype上からアカウントを検出されたくない場合は、Skypeの「設定」メニューのプロフィールを編集し、ID検索に結果を表示しないようにしておくとよいだろう。
1.マイクロソフトのページから自分のアカウントにログインする
2.マイアカウント内「アカウント」メニューをタップする
3.「アカウント」メニューの一番上「あなたの情報」をタップする
4.プロフィール画面が表示されるので下の方にある「Skypeプロフィールに移動」をタップする
スカイプログイン画面に切り替わり、自動的にログインする。
5.Skypeの「プロフィール」ページが表示されるので、スクロールし、下の方にある「プロフィールを編集」ボタンをタップする
編集可能な部分はテキストボックス表示になるので、名前などを変えたい場合はここで変更し「保存」ボタンをタップ。
ただし、スカイプ名(ID)は変更する事はできない。
6.プロフィールの編集が終わったら「プロファイルの設定」メニューをタップ
7.「見つけやすさ」メニューの「検索結果に表示する」「推奨事項に表示する」のチェックを外す
このチェックを外しておくと、Skype上でIDやメールアドレスで検索されても検出されることはない。
企業の合併や買収により、個人の情報も共有して利用されるようになる。その結果、開示したつもりのない情報が知らないうちにネットに表示されていたり…なんてことが結構あるんだなと思った一件。気をつけなくては。
2019.1.30投稿