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おかしなおかし

『おかしな おかし』(福音館書店)

ホワイトデーが近づいてきたので、今週はおかしの絵本『おかしな おかし』を紹介しよう。シャレたタイトルからしてなんとなく面白そうな感じがするこの絵本、表紙にはぱっちりおめめと手足のついたかわいいお菓子たちが勢ぞろい。表紙をめくると「スイーツスポーツセンター」に向かうマドレーヌとクラッカーの姿が描かれている。

スポーツセンターでは「ぷるぷる プリンが トランポリン」をしていたり「ビスケットが バスケットで シュート!」していたりと、たくさんのいろんなお菓子たちがスポーツにいそしんでおり、その様子がダジャレ交じりのリズミカルな言葉で描かれている。軽妙な韻を踏んだ言葉と、そこに描かれている表情豊かなお菓子たちとがユニークで楽しい世界を作り出している。

この絵本の隠れた主人公はクラッカー君である。全ページに登場し、いろんなスポーツにチャレンジしている。次第に疲れてきて隅の方でぐったりし始め「のどが からから クラッカー」とオチをつけている。

シャレや韻など、言葉の音遊びの面白さに興味を持ち始める幼稚園生くらいの子供におすすめの絵本である。同絵本のシリーズとしては、『おやおや、おやさい』、『くだもの だもの』がある。

2014.3.10投稿

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