8月末でナビスコとヤマザキのライセンス契約が終了し、オレオ、リッツ、プレミアムなどのヤマザキナビスコ商品が市場から消えることに。ライセンスがモンデリーズに移動したことで、国産のオレオ、リッツ、プレミアムはなくなってしまうと報道されたせいか、8月下旬に入ると近所のスーパーからオレオとリッツが消えるという現象が起こった。

オレオとプレミアムはそんなに食さないし、チップスターは生き残ると聞いていたので、個人的にはさほどショックはなかった。ただ、リッツはわりと好きだったので「外国産になって味が変わったらやだな。」と残念に思っていたのだが…もうすでにヤマザキから後継のお菓子が出ているとのことなので、さっそく買って味見をすることに。

リッツのチーズサンドの後継にあたるルヴァンのチーズサンド。

見た目はこんな感じ。円形ではなく、正方形の角をおとしたような八角形をしている。

味はリッツのチーズサンドとほぼ同じ。若干、ルヴァンの方が食感がサクッと軽くなったような気がするが、たまーに食べる程度の私にははっきり言って違いはよくわからない。チーズサンド同様、美味しい。引き続きこの味が楽しめるのであれば、多少形が変わろうが、パッケージがダサくなろうが構わない。

そして、同じく棚に並んでいたヤマザキビスケットのスタンドパックシリーズ「エントリー」。レモンパックは知っていたけど、これは初めて見た。（今までこんなのあったかな？）もしかしてオレオの後継的なもの？でも、オレオの後継は来年まで出せないはずじゃ…と気になったのでこちらも購入＆さっそく実食。

こちらはルヴァンとは異なり、丸い形をしている。ぱっと見リッツのチーズサンドにしかみえないが…。中に挟んであるのはバニラクリームだという。

オレオ後継が出るまでの場繋ぎてきなものなのかな…と思って食べてみたところ、この味知ってる。…ビスコだ。ちょっとクッキー部分が軽くなったビスコのクリームサンドビスケットという感じ。ビスコはあのパッケージから「幼児のお菓子」というイメージが強いが、実は根強いファンが多い。グリコもそれをわかっているようで、最近はパッケージデザインを変えたり、発酵バターを使ってみたりするなど「大人のためのビスコ」作りに力を入れている。

そんなクリームサンドビスケット界の重鎮ビスコを打倒すべく、開発されたのがこのエントリーなのかもしれないと感じだ。（だから、こちらは四角じゃなくて丸なのかもしれない…！）

リッツ＆オレオのライセンス騒動にめげることなく、新しい商品展開でちゃっかり新規市場の開拓までも目指すヤマザキビスケット。なかなか強いぞ…。これは、来年12月に発売予定のオレオの後継にも期待ができそうだ。