メディア芸術祭へ行ってみた
今年のメディア芸術祭で、Ingressがエンターテイメント部門で大賞を受賞、それに伴いイベントが開催されているとのことなので、この週末に足を伸ばして行ってみた。六本木ミッドタウンエリアを訪れるのは、ななちとの初旅行以来かもしれない。
会場にはアート部門、エンターテイメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の受賞作品が展示してあり、Ingressの展示はエンターテイメント部門の展示スペースにある。そこだけ明らかに雰囲気が違うので、エージェントであればすぐに見つけられるはずだ。展示ブースの入り口には、Ingressの概要を説明するパネルやタブレットなどが展示されている。
ブースに入ると、壁一面に研究所の秘密文書らしきものが、沢山貼ってあった。
そしてブース中央には「啓示の夜のパワーキューブ」のオブジェが鎮座。どうやらXMの研究所を模した展示のようだ。このオブジェはポータルになっており、HACKしたり、キャプチャしたりすることができる。
パワーキューブの下の床には、XMを大量に浴びた記号論学者のキャリー・キャンベルが半狂乱の状態で書き綴ったという象形文字もある。この床は来場者がメッセージを書き込めるようになっており、沢山のメッセージが残されていた。
ななちもエンライテンドカブトムシを描いていた。
会場内では、このパワーキューブと、メインエントランス、バックゲートの3つのポータルを巡り、レジスタンスとエンライテンドの熾烈な闘いが繰り広げられており、その闘いの模様が、周囲に張り巡らされたスクリーンに表示されている。展示物を取り囲むように人が沢山いるのに、展示物には目もくれず、みんながスマホを必死に操作している。Ingressを知らない人が見たら不思議に思うに違いない。
ガチガチのLevel8ポータルが数秒で破壊されてしまうような激しい攻防戦。全く立ち入る隙などない感じだったが、運良く一瞬だけメインエントランスのオーナーになれた。(本当に一瞬だけ。)
ちなみに、三箇所のポータルの色がそろうとメッセージが表示されるらしい。一回だけ青に揃った瞬間があり、メッセージを見ることが出来た。(なんとなくこの日はレジスタンスが強かったような気がする。)
Ingress以外の展示も、かなり面白かった。中でもスライムシンセサイザーは、斬新で、ななちも大喜び。なかなか見ごたえのある展示会だった。
第18回文化庁メディア芸術祭
場所:国立新美術館(六本木)
期間:2月4日から2月15日まで
入場無料
それにしても、今回愕然としたのが、都内のポータルの多さだ。新宿・六本木あたりはポータル密集地とは聞いていたが予想以上だった。
ただ、その分プレイヤーも多く、キャプチャしたそばからニュートラル化されるので、なかなかリンクやフィールドを作れない。地域によってゲームのやり方もだいぶ違うんだなあと感じた。
2015.2.9投稿