MH NOWで一狩り行ってみた
先日友達と会った時、15分ほど早足で歩いただけで息切れを起こしてしまい体力の低下を感じた。友達にも「もっと運動した方がいいんじゃない?」と真顔で心配されたので、暑さを理由にやめていたウォーキングを再開することに。ただ歩くだけでは毎日は続かないのでモチベをあげるためにモンスターハンターNOW(MH NOW)をはじめてみた。
狩り、採集、そして生産
MH NOWは街を歩きながらモンスターを狩り、素材を採集し、装備を生産・強化するシンプルなゲームだ。ゲーム操作も簡単で、基本タップとフリックのみ。なので、従来のシリーズを一切プレイしたことのない私のようなモンハン初心者でも気軽に楽しめるゲームとなっている。
採集ポイントと大型モンスターの出現場所はゲーム上のマップにアイコンで表示されている。このマップを見ながら目的地まで歩き、採集と狩猟を行う。採集ポイントの場所は固定されており、採集した素材は一定時間が経過すると復旧する。大型モンスターの出現場所は3時間ごとに変化する。
モンスターのタイプ
モンスターは「小型モンスター」と「大型モンスター」の2タイプにわけることができる。
小型モンスター
5分おきに自動出現するモンスター。太刀であればワンタップで簡単に倒すことができる弱いモンスターだ。倒しても経験値はもらえないが「とがった爪」「翼竜の皮」などの素材をゲットできる。うちのまわりではなぜかノイオスばかり出現する。ポケGOの時にはズバットばかり出たのだが、木が多いなど土地柄が反映されていたりするのだろうか。
大型モンスター
経験値を取得しプレイヤーのランクをあげるためには大型モンスターを狩る必要がある。大型モンスターはHPも攻撃力も高いので、適した武器を選び、相手の攻撃をかわしながら弱点を狙うなど、戦略的に戦わなければ倒せない。アイコン上の星がモンスターのランクを表しており、物語(チャプター)を進めることにより高ランクのモンスターが解放されるようになる。
出てくるモンスターは怪物というよりも恐竜&爬虫類っぽいものが多く、狩る時若干心が痛む。ドスジャグラスはわがままボディのイグアナにしかみえないし、プケプケはカメレオンみたいでほっぺの丸がキュート。クルルヤックは嘴とトサカのついたパラサウロロフスのようでかわいい。そんな訳で妙にリアルな断末魔を見ると毎回「なんかごめん…」みたいな気持ちになってしまう。
装備の生産と強化
採集ポイントで集めた素材やモンスターを狩ってゲットした素材は、装備の生産・強化に使うことができる。
武器や防具はレベルアップ&アップググレードさせると新たなスキルを獲得する。
高ランクのモンスターを倒すことによりランクの高い武器や防具を生産できるようになる。モンスターを狩り、強い武器を作り、それで強いモンスターを狩り、さらに高ランクのモンスターを狩る…要するにこの繰り返しを楽しむゲームである。
マルチプレイ
ドラクエウォークのメガモンスター討伐やポケGOのジム戦のように、周囲のプレイヤーと一緒に狩りを楽しむことも可能だ。大型モンスターに遭遇した時「近くの人と狩る」を選ぶと、半径200メートル以内の範囲にいるプレイヤーに共闘(「一狩りいこうぜ!」)を呼びかけることができる。(周囲にハンターがいない場合はできない。)
他の人呼びかけに応じてパーティに入ることもできる。近くのプレイヤーが狩りの仲間募ると画面左下に「一狩りいこうぜ!」のポップアップが表示される。
それをタップすると参加者募集中のハントの一覧が表示されるので、そこから好きなハントを選んで参加しよう。自分のランクより上の、未解放モンスターのハントに参加することも可能だ。
ただ、人数に応じてモンスターのHPも高くなるため、あまりランク差がありすぎると失敗することもある。「ちょっと背伸び」くらいにしておくのがおすすめ。
課金要素
ショップでは回復薬、モンスターをマーキングするペイントボール、アクセス範囲を広げるおさんぽ玉などを購入することができる。
課金要素はそれらのアイテムを購入するための「ジェム」と所持可能アイテム数を増やすことができる「アイテムボックス」のみ。今のところ武器や装備のガチャはないので一般的なソーシャルゲームと比べると課金要素は少ないといえる。
キャラクターエディット
個人的に楽しいと思うのがキャラクターエディット機能だ。
ゲーム中で動かすアバターを作成できるのだが、性別(…とあえて記載していないのが時代を感じる)や髪型だけでなく、顔の形や目、鼻、眉、など細部まで編集することができる。
こんな感じに自分の推しのキャラクターに似せて作ることも。(頑張ってみたけど誰かわかる?)
こちらはわりと頑張って作ったバーフバリ風アバター。装備はもちろん弓。
装備と違い、アバターのデザインは複数保存することができないので注意が必要だ。気に入ったアバターができたら組合せをメモするなどしておこう。
ingressとの比較
MH NOWはカプコンからライセンスを受けたアメリカのNiantic(ナイアンティック)が配信元となっている。そのためフィールドのデータはingressがベースとなっている。(MH NOWを始めたタイミングでingressにも復帰してみた。)
ポータル=採集・出現ポイント
基本的にingressのポータルがMH NOWでは採集ポイントやモンスターの出現ポイントとなっている。しかし全てのポータルがポイントとなっている訳ではない。下記は同じ場所でとったスクリーンショット。比べてみるとingressのポータルの数に比べてMH NOWのポイントが圧倒的に少ないのがわかる。
ingress初期に登録されたポータルのみが使われているのかと思ったのだが、最近追加されたポータル(自治会の掲示板)も使われていたりするので選定基準はいまいちよくわからなかった。
ハックエリアと狩猟範囲
ingressのハックエリア(ポータルハックができる範囲)はスキャナーから半径40メートル以内なのに対し、MH NOWの狩猟範囲はそれよりも広くなっている。同じ場所のスクショを比べると、ingressではハックエリア(オレンジの円)に届いていないポータル(赤丸)が、MH NOWでは狩猟エリア内(黄色の円)に入っていることがわかる。
ハマり度
飽きっぽいのでゲームが続かない私だが、とりあえず1ヶ月は続いた。ポケGOもドラクエウォークも、歩いている時以外にやらなければならないこと(育成・強化作業やミニゲーム等)が増えてきたため面倒になってやめてしまったが、MH NOWには今のところそうした余計な要素はないのでマイペースに続けることができている。この秋のウォークングの友としては活躍してくれしそうだ。(この後、寒さを理由に出なくなり→春は花粉で出なくなり→夏は暑くて出なくなるといういつもの展開になりそうだが果たして…。)
2023.11.9投稿