おうちで薫製作り
先日温泉友達であるセントポーリア嬢から素敵な家呑み写真が送られてきた。お料理上手で幅広くなんでも作ることは知っていたが、最近薫製作りまで始めたらしい。とても美味しそうだったので私も挑戦してみたい!と色々話を聞いてみたところ、どうやら家にあるIH対応のダッチオーブンでも作れるということがわかった。そんな訳で、なかなかキャンプに行くことができなくなり、活躍の場がなくなってしまっていたダッチオーブンが最近大活躍中である。
ダッチオーブンで作る際は、ウッドチップを使用し温燻で作るのがおすすめ。
1.食材の水分をとる
まず食材の下ごしらえをする。大きな食材は一口サイズにカットし、水気のあるものはしっかりとキッチンペーパーなどで水分をとっておく。
2.鍋底にアルミホイルを敷く
鍋底にアルミホイルを敷く。チップに熱を伝わりやすくするために、アルミホイルを鍋底にぴったりとくっつけるように敷く。
3.ウッドチップを薄く敷く
アルミホイルの上にチップを敷く。使用するチップはひとつまみ程度で十分。薄く広げるように敷くと熱が伝わりやすくなる。
4.網をおく
網がチップにくっつかないよう、アルミホイルを丸めて高さを出し、その上に網を置く。
5.食材をいぶす
鍋を強火で加熱する。チップの香りが出てきたら中火にし、スモークしたい食材をあみの上に並べ、蓋をして15分ほど加熱する。この時、煙や空気の通り道を作るため、蓋は少しずらして隙間を開けておく。
個人的なお気に入りは、チップは桜、具材はソーセージ、うずらの卵、チーチク、プロセスチーズ。加熱しなくても食べられる加工品を使えば、短時間燻すだけで簡単においいしい薫製を作ることができる。おつまみにぴったりだ。チーズは品種によっては溶けてしまうので火力を弱めにする。
6.そのまま余熱で保温
15分程度か加熱し、食材にうっすらと色づいてきたら火を止める。そのまままた蓋をして少し置いておく。鍋の中にはチップの香りが充満しているので、少し置くことにより色と香りが濃くなる。蓋を開けるときは蓋の表面についた水分が食材にかからないよう気をつける。
肉などの生食材を使用する場合は、薫製にしてからフライパンなどで加熱調理をすると失敗が少ない。
鴨肉の薫製を作り、フライパンで皮目をソテーしたもの。薫製後、フライパンで焼いても燻した香りは残っている。
薫製食材やチップの選び方については『THE男前 燻製レシピ77』がわかりやすい。初心者向きの簡単レシピから上級者向きの少し手の込んだレシピまで難易度別に色々掲載されているので自分のレベルに合わせて挑戦ができる。
思っていたほど煙はでなかったし、匂いが部屋にこもることもなかった。ただ、換気扇を通して匂いは外へ出ていくので、近所の人が洗濯物を干していない日や時間(雨の日や夜)に作るといった気遣いは必要かもしれない。あと、ダッチオーブンにも結構匂いがついてしまうのでそれが嫌な人は全面にアルミホイルを敷いた方がいいと思う。
2020.10.16投稿