地元詣で
私はかなり強い近視だがそれ以上に乱視もひどいため、ずっとO2レンズを使っていた。装着感が悪かったが、乱視を矯正できるのは長いことハードタイプのものしかなかったのだ。使い捨てのソフトコンタクトレンズで乱視を矯正できるものが売り出されたのは、2008年、割と最近のことなのである。そして狙ったかのようにちょうどその頃、ななちに飛びつかれてO2レンズを壊してしまい、以来ワンデーの使い捨てコンタクトレンズを使うようになった。O2レンズに比べ割高ではあるのだが、装着感の良さと管理のしやすさに慣れてしまうと、もうハードタイプには戻れない。
乱視専用レンズは専門店で度数を伝えて注文し取り寄せてもらわないとないと購入できないため、毎月地元の眼鏡店に注文し取りにいっている。近所で注文できる眼鏡店を探しても良いのだが…子供の頃からの馴染みの店だし、何より毎月地元に出かける理由があるというのもよいものである。
そんな訳で、今日は恒例の「地元詣で」にでかけた。眼鏡店→スタバ→書店→ヴィレヴァン→カルディ→成城石井というお決まりのコースを巡り電車で帰るとちょうどななちのお迎えの時間になる。たった3時間だし、たいしたものを買うわけではないのだが、一人で気ままに地元の街を歩くことがなにより楽しい。歩き慣れた勝手知ったるこの街が、私は好きなのだと思う。
ただ、この数年で次々と行きつけだった店や喫茶店が閉店してしまった。街全体がマンションとパチンコ屋だらけになってきてしまったような気がする。時代の流れなのかもしれないが…とても残念だし、寂しいことだ。隣に負けるな、市長さん頑張って!とエールを送りたい。
2013.3.7投稿