2015年の1月からゆるゆると続けていたingress。ついにこの夏、LV16（最高レベル）に到達することができた。先週、地震で帰宅難民となりヤケクソのようにフィールド構築したのが功を奏したようだ。

始めた頃はプレイヤーも多く、私もかなり夢中になってプレイしていたのだが、ポケモンGOが出たタイミングでそちらへ浮気、さらにドラクエウォークがリリースされてからはほとんどプレイしなくなった。その後予言通りドラクエにも飽き、位置ゲーそのものをやらなくなっていた。昨年運動不足解消のためにMH NOWを始めたタイミングでIngressに久しぶりにログイン。近隣のプレイヤーが減ったせいか、かつての輝かしい草原が消え果てていたので往路Ingress、復路MH NOWというペースで並行プレイすることに。緑化活動に勤しんでいるうちに構築が楽しくなってしまい…気がつくとingressばかりやるようになっていた。

私がIngressから離れていた期間に実装されたのが「リカージョン」で、メダル実績はそのままに、レベル16からレベル1に戻ってプレイすることができるという機能だ。ストーリー的にはリカージョンすることにより、人間からXMによって作られた「シミュラクラ」に変換されるらしい。死後も自分の模造品が残り続けるなんて嫌すぎるが、リカージョンすることによりもらえる「Simulacrum」の実績メダルはかっこいいので欲しい…という訳で火曜日AP2倍イベントのタイミングでリカージョンすることにした。

レベル16になると、自分のプロフィールの一番下に「Recurse」ボタンが表示されるようになる。

このボタンをタップするとリカージョンについての説明が表示される。赤字で物々しい。

「続きを読む」をタップすると

1.ライフタイムAP(累計AP）は表示される
2リチャージ距離はそのまま残る
3.イベントリの中身もそのまま（ただし高レべアイテムは使えなくなる）
4.ミッションの進行もそのまま

など、詳しい条件が表示されて警告と共に「Recurse」ボタンが出る。

迷わずタップすると、警告画面が。（そんなに警告されると心が揺らいでしまう…）

警告に負けずに心を強く持ってタップすると4時間のカウントダウンがスタートする。熟考するための時間なのか、システム上の処理時間なのか…ともかく4時間経過するのを待つ。この画面を閉じてゲームを続けても、アプリをおとしても「キャンセル」をしない限りカウントダウンは続く。

4時間経過。カウントダウンが終了しているのがわかる。このカウントダウンのところをタップするとリカージョン画面へと戻ることができる。

カウンターの下にある「Recurse」をタップ。これが最終的な決定ボタンとなり、リカージョンが始まる。

リカージョンすると陣営選択画面へと誘導される。

ここで陣営を選択する。もちろん今までと違う陣営に移ることもできる。

緑で16達成したから次は青で16達成を目指すぜ！とファクションチェンジする気満々だったのだが、ふと「変更したら今あるフィールドに何か影響あるのかな」と思いNianticサポートで調べてみたところ

裏切り者の痕跡は抹消…。つまり同じ陣営でリカージョンした場合は自分のレゾはポータルに刺したレベルのままで残るが、陣営を変更した場合はレゾごと消えるということだ。今ある194本のリンクと117のコントロールフィールドが一気に消滅する。…絶対面白いでしょ！と思いつつも、なんとなくゆるく連携してきた近隣のエージェントさんに対する申し訳なさも感じ（うちの周りは緑が多い）ここにきて迷ってしまった。最終的にななちとは親子バトルよりも連携プレイを楽しみたいという理由で今回は陣営据え置きすることにした。

リカージョン完了。「Simulacrum」メダルが付与された。

メダル実績はそのままに、レベルは1に、APは0にリセットされている。

メダルは獲得済みという判定になるのでただひたすらAPを貯めるだけでレベルアップすることができる。フィールド作るだけでガンガンレベルがあがる…楽しい。始めた頃の、早くLV8になりたいと必死に活動していたころの気持ちを思い出して懐かしい。

なんだかんだと10年近くIngressを続けている理由。それはやはり世界観がかっこいいと感じるからなのだと思う。ブレードランナーや攻殻機動隊やマトリックスなどをSFとして楽しんできた世代なので、IngressのスキャナのUIとか、BGMとかが刺さるのだ。今回のリカージョンの時も「ポワワーン…ポーン」（文字化するとすごくダサい…）みたいな特別効果音が流れていて「ああ、肉体から解放されるんだな…」的な雰囲気が感じられてかっこよかった。若い世代の人には一昔前のSFという感じで古臭くみえるかもしれないが…こういうのがいいんだよ。

ただ、若い世代が入ってこないとソシャゲとしての寿命は短くなるだろうなとも思っている。シームレスな世代交代目指して、Nianticには頑張ってもらいたい。