送り迎え卒業
幼稚園の時から続けている英会話レッスン、4月からは高校の帰り道に立ち寄って通うことになった。今日が3月最後のレッスンなので、私と一緒に行くのは今日が最後となる。10年間に渡る送り迎え業務が終了するのは嬉しいような、少し寂しいような複雑な気持ちだ。ななちを待つ間のひとり時間は毎週のちょっとした楽しみになっていたからだ。
ななちはほとんど手がかからないくらいに大きくなったのに、一度染みついてしまった子育て習慣はなかなか変えることができないようで、未だに「ななちの生活リズムを守るために段取りよく家事をこなさなくては!」という強迫観念のようなものがある。そのため、自分の時間をのんびり過ごす事に抵抗感があり、家にいるとなにかと家事が気になってしまうし、買い物等に出かけても目的の用事が済むとさっさと帰ってきてしまう。
そんな私にとって、習い事の待ち時間は「自分で好きなことをして潰さなくてはいけない時間」であり、心置きなく好きなことができる時間だった。
Ingressにハマっていた時は近隣の青ポータルを焼き回り、ポケモンGoにハマっていた時はジム戦に勤しみ、ドラクエウォークにハマっていた時はレベル上げに取り組んでいた。最近はスマホゲームに飽きてしまったため、カフェで本を読んで過ごしていた。そんな時間が来週からなくなってしまう。それはななちの成長の証であり、むしろいつでも自分の時間をのんびり過ごせるようになったということに他ならないのだが、なぜか寂しい。
思っている以上に自分は子離れができていないのかもしれない。これからは意識的に自分のための時間をとるようにし、ななちに対しても過干渉にならないよう気をつけなければと思った。…とかいいつつ、最後の待ち時間に読んだのはお弁当レシピ本だったり。(来月からまたお弁当生活が始まる…。)
2022.3.21投稿