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長かった一週間

この一週間は長かった。先週、義父の手術が無事に終わってホッとしたのもつかの間、今週はいよいよ父の手術。義父の手術が3時間で終わり、3日後には退院してきたので、まあこちらもそんなものだろうと思っていたのだが、担当医からの事前説明で10時間以上かかると言われ愕然とする。

年末年始の一時退院で、母の手作り料理を食べて体力回復したおかげか、入院直前までスターウォースを観に行ったり、デパートに買い物いったりと、元気そのものだった父。「もう、手術なんてしないんでいいんんじゃない?」と笑っていたのだが、現実はそう甘くはなかった。

手術の過程で家族の判断が必要になる場合があるため、終日病院に待機していてほしいと言われ、手術当日は、全ての仕事をお休みさせてもらい、母に付き添った。看護師さんの足音がするたびにビクッとしながら、ただひたすら待ち続ける、というのはなかなか精神的にきつかった。他の家族が、無事に手術を終えてほっとした表情で帰っていくのを見送りながら、うちはあと8時間、6時間…と時計とにらめっこして、待つこと7時間。無事に腫瘍が摘出できたとの知らせを受け、少しだけほっとする。

それからさらに縫合に4時間以上かかり、「無事に終わりました」という待ち焦がれた言葉を聞くことができたのは、手術開始から11時間以上経ってからだった。手術室に入る時は、自分で颯爽と歩いて「じゃ、頑張ってくる!」なんて手を振っていた父だが、手術室から出てきた時はストレージに寝かされ、管だらけになっていた。しかし、意識はきちんとしており、話も少しできたので「無事に帰ってきた…。」と母と二人でホッとする。

術後の合併症の可能性やらを聞かされ、予後も悪い傾向にあると言われていたため、その後も緊張状態が続いていたが、順調に回復し、無事にICUから一般病棟へと移動することができた。やっと大きな峠を一つ越えた感じだ。ななちも、病室でピースサインをしているじいじの写真を見て、ホッとしたようだ。

今回の父の手術を経て「自分で食べて、自分で歩く」という当たり前のことが、どんなに幸せでありがたいことなのかということが良くわかった。自分が健康に過ごせていることに感謝しつつ、父がまた笑顔で大好きなトンカツを食べられるように今後もサポートしていきたい。

2016.1.23投稿

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