西尾さつき日本画展開催中
昨日より始まった西尾さつき日本画展へ。旅行先の風景や旅先で出会った動物達をテーマにした作品が15点ほど展示されていた。日本画の質感は印刷したDMやサイト用の画像では伝えきれないので、やはり実物を見るのにかぎるなあと思った。
窓ガラス一枚一枚に貼られた金箔や岩絵の具特有の風合いは、ファインダーを通すと消えてしまうようだ。使っている紙自体にも細かい加工が施されているとのことで、日本画の奥深さを感じることができた。
一緒に磨いたイーゼルにも大きな作品が飾られていた。
夕日の中を羽ばたく2羽の鶴の絵を見ながら、この作品を松濤美術館で見た時が、恩師とお会いした最後の日となってしまったなあと少ししんみりしてしまった。また、遊びにいくたびに可愛いモコモコの尻尾を振って歓迎してくれたあの子の絵も、在りし日の姿そのままで懐かしく思った。彼女の言う「振り返り」に相応しい展示内容であったと思う。
西尾さつき日本画展は今月17日まで開催。（水・木休み）
2014.6.2投稿