この一週間で、本当に寒くなった。秋をすっ飛ばし冬がきてしまった感じだ。急激な温度変化に適応できない私は、朝はなかなか布団から出られず、夜は昨年購入したお一人様用ホットカーペットからはなれられず、週末以来家に引きこもっていた。言い訳がましいことを言わせてもらえば、私は元々九州系統の遺伝子を引き継いでいる上に、南国（…というか砂漠地帯）育ちなので、全く耐寒性がないのである。

そんな訳で、買い物にも行きたくなく、冷蔵庫ががらんとしてきても、乾物や義父から届いた野菜を駆使して何とかしのいでいたのだが…流石に食材がなくなってきた。仕方なく今日は思い腰をあげて買い出しに出かけることに。手袋装備、足元はムートンブーツ、コートにマフラーというフル装備でこれなら大丈夫だろう…と自転車を漕ぎ出したのだが…頭が寒い。風をきるたび耳がキンキンに冷えていくのがわかる。昨年より更に髪が短くなったことを忘れていた。帽子必要。しかし戻るわけにもいかないので「寒寒寒寒寒寒寒寒寒寒寒寒イィィィィ！」と毒づきながら自転車を走らせる。

買い物を終えて家に戻り、何気なく前庭のアーチをみると、モッコウバラに新芽が。夏の終わりに植え替えて以来、葉っぱを落としてばかりで成長しなくなり心配していたのだが…いつの間にかたくさんの新芽が伸びていた。どうやら根が安定したらしい。これで一安心、六月には無事バラのアーチができるだろう。私が引きこもってる間も寒さに負けず、頑張っていたのね…と少し反省し、そのまま庭仕事へシフト。冬越しのための追肥をしてやった。まだまだ寒さは序の口、モッコウバラを見習い頑張らなくては…。