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WALKING WITH DINOSAURS

今日は横浜アリーナで開催されている『WALKING WITH DINOSAURS』を観てきた。『WALKING WITH DINOSAURS』とは、簡単にいうと、実物大の恐竜ロボがまるで生きているように動くというショーである。実は2010年に来日した時から夫は興味津々で、ななちを口説いていた。しかし、当時はまだ3歳、速攻「こわいからやだ。」と断られてしまったのである。それから3年、立派な恐竜女子に育ってしまったななちは、夫と共に今日の日をとても楽しみにしていた。

アリーナには恐竜グッズを身にまとった子供達や大人達…。売店もごった返していた。「ななちにも『ILOVE Dinosours』Tシャツを買ってあげた方がいいんじゃないか?」という夫を制しつつ、とりあえずパンフレットとななちご要望の光る恐竜グッズをゲットする。ななちの精神テンションは最高値に達し、まさに「最高にハイってやつだ。」

そんな感じで私は二人の嬉しそうな様子を微笑ましく見ていたのだが…ショーが始まり驚いた。思っていた以上にリアルで迫力があり、私まで完全に惹きこまれてしまった。

単に恐竜の人形が動く、といったレベルではなく、本当に生きているような動きだったのである。「アニマトロニクス」と呼ばれる最先端技術により、恐竜の手足や頭の動き、目の瞬きに至るまでリアルに再現されていた。CGではなく、ロボットでこんな動きが再現できるとは思わなかった。

また、音響と照明の効果も素晴らしかった。山火事や雨音、火山の噴火などを見事に演出し、観客をアリーナからジュラ紀、白亜紀に導いてくれた。あまりの迫力に泣き出す子供もいたくらいだ。3年前だったら間違いなく、ななちもアウトだったと思う。
舞台には終始古生物学者がナビゲーターとして登場し、恐竜や時代を解説する。舞台に人間が立つことにより、恐竜達と大きさが比較でき、その巨大さが実感できるのだ。写真の右手、ステゴサウルスの頭の近くに小さく白っぽく写っているのがナビゲーターである。(フラッシュ撮影禁止のためこれが限界だった。)ステゴサウルスの大きさがイメージできるだろうか。

このナビゲーターのテンションがめちゃくちゃ高く、会場を盛り上げてくれたのだが…あまりのテンションの高さに途中から、スピードワゴンにしか見えなくなってきた。「そんな時は誰かが助けてくれるッ!!まるで家族ッ!!」とセリフの中に小さな「ッ」と感嘆符を感じた。実に熱い演技で、感動と笑いを提供してくれた。

大満足で帰宅すると、ななちから「今日はダイナソーに連れて行ってくれてありがとう。」と真顔でお礼を言われてしまった。ななちがいなければ見ることのなかったであろう『WALKING WITH DINOSAURS』。素敵なものを観るきっかけをくれてありがとう、と私の方こそ感謝したい。

2013.7.13投稿

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