今日、幼稚園にななちを迎えにいくと、全身お着替えをしていた。先生が言うには霜が溶けかかってぬかるんでいたところで転んでしまったとのこと。全身お着替えなんてどんな感じで転んだのかしら、と汚れた服の入っていたビニール袋を開けて驚いた。

「なんじゃこりゃあああ！！」と思わず叫んでしまうくらいど派手に汚れていた…。ピンクのふわふわベストの前面にこってり泥が固まりついている。ショートパンツにもスパッツも…。そして今日に限って着て行ったフリルのついたトップスにはフリルのヒダの隙間にみっちり泥が詰まっている。ななち、ワイルド過ぎるぜぇ…と一瞬気が遠くなった。ママ友達も唖然としている。もうこれ、再起不能なんじゃないか…と頭を抱えながら帰り、とりあえず庭の水場で泥を洗い流す。何度洗っても真っ黒い水が出る。

一通りこびりついた泥を落とした後は、廃油石鹸の出番だ。幼稚園のバザーで販売されるこの手作り廃油石鹸、泥汚れに絶大な効果がある。どんな市販の洗剤よりも泥汚れには効くと思う。

ぬるま湯で泡立て、衣類に塗り込むようにして洗っていると茶色く染まった泥汚れがみるみる落ちて行く。すごいぞ、廃油石鹸。丁寧なもみ洗いを繰り返すことで、ふわふわベストもきれいなピンク色を取り戻した。ショートパンツもスパッツもトップスも見事復活。素晴らしい吸着力だ。小さい子供がいるお家にはぜひおすすめしたい。

廃油石鹸の材料は、廃油と苛性ソーダ（水酸化ナトリウム）と水。基本これらを分量通り混ぜ合わせ数日おくだけでできるようだが、苛性ソーダは劇薬であるため、購入できるところが少なく（印鑑や身分証明が必要なことも）、使用と管理にも注意が必要だ。なので我が家ではバザーなどで見かけた時にまめに購入するようにしている。