保育発表会
今日は保育発表会だった。各クラスごとに、劇を披露する。ななちのクラスの劇は『はだかの王様』だ。配役は子供同士が話し合って決め、自分のセリフは自分で考え、劇に使う道具や背景画も先生の指導の下、園児たちが協力して作った。全てが手作りの劇だ。
ななちは仕立て屋を演じた。「お客さんが見てると緊張する」と不安げだったが、とてもハッキリとセリフが言えた。結構本番に強いタイプのようだ。歌も大きな声で上手に歌えていた。家にいる時は相変わらずの甘えん坊で、そんなに成長を感じないのだが、こうした場で見ると、たった一年でこんなにお姉ちゃんになったのかと驚き、目頭が熱くなる。
改めて先生の偉大さを感じた。
また同時に子供達の底力にも驚いた。今日は園の手伝いで、お大道具の出し入れをしていたのだが、舞台そでで園児たちが「緊張するけどがんばろう!」と声を掛け合ったり、役を演じ終わった子には「がんばったね!上手だったよ」と褒めてあげたりしている姿をみかけた。誰に教えてもらうわけでもなく、自然にそんな言葉が出るのかと感動した。緊張からちょっとふざけてしまう子がいたので声をかけに行こうと思っていたら、となりにいた園児がきちんとたしなめていた。昨日のリハーサルでは、イマイチまとまりきれておらず大丈夫なのかと心配していたクラスがあったのだが、園児達の集中力とやる気で立派なものに仕上がっていた。
PTAの仕事は確かに面倒な部分はあるが、普通では見ることのできない園の裏舞台や園児たちの姿を覗き見ることができる。今日は本当に良いものを見せてもらえた一日だった。
2012.12.8投稿