iPad下取り交渉が成立した。年末調整関係の書類一式を私が記入するという条件を出したところ、夫があっさりと値引きに応じたのだ。夫は昔から役所関係の書類記入が嫌いだ。確かにあのわざと複雑にしているとしか思えないわかりにくい説明書きを読みながら、小さな記入欄を埋めていくのはかなりストレスフルだ。どうしてシステム化しないのだろうかと、いつも不思議に思う。しかし、まあ今年はそのおかげでiPadが手に入った。

「これからはママのiPadだ♫」とななちに自慢したら、「ななちとママのiPadだよ！」と言い返してきたので「だってママが買ったんだも〜ん。」と意地悪を言ってみたところ、「ななちも買う」と財布を持ち出してきた。仕方がないので、100円だけもらって共同名義にしてあげることにした。

このiPadに関しては明らかにななちの方が私より使ってるし、使いこなしている。ゲームはもちろん、動画検索してYouTubeを見ることもできるし、勝手にスカイプを立ち上げて、パパにメールを送っていたり、実家にFace Timeしてたりとかする。こういう時代に生まれたのだからそれが当たり前なのかもしれないが、情報の良し悪しを見分ける力が未熟なうちから、大量な情報にアクセスする力を身につけてしまうのはなんだか恐ろしい気がする。とりあえずフィルタリングは設定しているが、それも万全ではない。

これに対し、夫は情報にアクセスしながら、良し悪しを判断する力を養えば良いという対極的な意見だ。確かに一理あるが、それができるようになるのはもう少し大きくなってからではないだろうか。

子育てに正解はない。だからこそ、毎日試行錯誤で、悩みばかりで、面白いのかもしれない。
とりあえず、ななちに抜かされないよう、iPadに慣れなければ。（それにしても、この画面キーボードは打ちにくいなあ…。指が乾燥しているせいか？）