
フローラルヴァリームーミンカフェへ
先月(5月23日)オープンしたFLORAL VALLEY MOOMIN CAFEへ行ってきた。神宮前ギャラリーのすぐ目の前だったので、工事をしている時から気になっていたお店である。
ムーミンなのにピンクの外装?(ムーミン屋敷は青×赤が基調)と驚いたが、「花々に包まれたムーミン谷の世界」をコンセプトにしたカフェで、お花好きのムーミンママが迎えてくれるという設定らしい。内装はムーミン屋敷を思わせる北欧アンティークな雰囲気で、思わず声をあげてしまうくらいかわいい。
かなり作り込んで物語の世界観を再現しており、カフェというよりムーミンママのお家に遊びに来た感じだ。
お化粧室も写真があったりポプリがあったりとおしゃれかわいい。
ムーミンママのディナー
メニューとお手拭きもお花&ムーミン柄。壁の装飾にも使用されているこのイラストは見たことがないものだった。おそらく小説ではなくコミックス版のものだろうと思い調べたところコミックス版の「Moominvalley Turns Jungle」のイラストだった。漂着した木箱の種をムーミンママが蒔いたらムーミン谷がジャングルになった!という内容の物語である。(昔アニメでみた。)「「花々に包まれたムーミン谷」って…花咲く春のムーミン谷じゃなくて、外来植物でジャングル化したムーミン谷だったのかい!という不要な気づきを得てしまった。(深堀りしない方が良いこともある。)
メニューの方だが、お昼はアフタヌーンティー(8.800円)、ディナーはプリフィクススタイルのコース料理(8,800円)のみの営業。以前、東京ドームシティにあったムーミンカフェと比べるとかなり高価格に感じるが、これは単に表参道という場所のせいではないと思う。料理のクオリティがホテルのディナーレベルで、カジュアル系だった従来のムーミンカフェとは比べ物にならないくらいにクオリティが高かった。
一品目は「ムーミンやしきからのアミューズ」。ガラスのスタンドにお花と一緒に出てきたプチコーンは高級ホテルのディナー等で出会う「よくわからないけどすごく美味しい!」アミューズだった。
こちらはカプチーノ仕立てのビーツのスープ。ビーツはフィンランドの定番食材であるらしい。ムーミンママが作ってくれたみたいな、ほんのり甘い優しい味だった。
選べる前菜は4種類。いずれもサーモンやニシン、鯖など北欧でよく食べられている魚を使用した料理が並んでいる。今回は「じゃがいものサラダとフィッシュフライ」を選択。鯖のフライに香菜が効いたタルタルとポテトサラダ。ディルの風味が効いているのが北欧料理らしいと感じた。
パンはほうれん草風味。添えられていたスモークバターはバターというよりクロテッドクリームっぽい感じだった。
メイン料理は4種類。それぞれ物語にちなんだ名前がつけられている。今回選んだのは「ムーミン一家のバカンス」。魚介たっぷりのブイヤベースである。ニンニクではなくディルの香りが効いているのが南欧のブイヤベースとの違いだと感じた。
デザートは「ムーミンママからのごほうび」。エディブルフラワーで飾られたシューケーキで、中にはアーモンドクリームとオーツミルクアイスが入っている。サクサクのシュー生地と優しい甘さのクリームとアイスが好相性。とても美味しかった。
セットの紅茶は茶葉見本の入ったメニューから選ぶことができる。
食後はショップでお買い物。入り口にあるグッズコーナーにはいぐるみや食器、キッチン用品などかわいいグッズが並んでいた。
ケーキ作り用のゴムベラとお店限定商品のチョコテートを購入。ニョロニョロの一輪挿しにものすごく惹かれたが今月はヒプマイで散財してしまったのでまたの機会にする。
お値段的に頻繁に通うことは難しそうだが、内装お料理ともに大満足。いずれアフタヌーンティーの方にも行ってみたい。
2025.6.30投稿