旧友と
今日は高校の友達とのランチ会に出かけた。友人の懐妊と誕生日を祝い、新宿のフレンチイタリアンレストランでランチコースをいただく。フレンチのコースなんて、本当に久しぶりだったので、朝ごはんを抜いて気合いを入れて臨んだ。
新宿のメイン通りから少し外れたところにある、こじんまりとしたレストラン。笑顔が素敵なギャルソンが、滑らかな口調で料理を説明しながら運んでくれる。(あまりにもよどみなく流暢なので、思わず聴き逃してしまうくらいだ。)
生ハム、エビとホタテのカルパッチョなどが彩りよく盛られた前菜、白菜の歯ごたえがアクセントになっているペペロンチーノ(パスタがでるのは、フレンチイタリアンの所以か)、こんがりジューシーな鰤のムニエルに、脂身がとろけるポークソテー…。どれも美味であった。
ポークソテーに添えられたカラフルな野菜は、驚いたことにすべて大根と人参である。スイカみたいな紅芯大根、茄子っぽい黒大根、黄人参に、独特の赤色の京人参。色ほどの差はないが、少しずつ味が違っていて面白かった。
ゆっくりランチをした後は、ホテルのラウンジでティータイム。何を話したのかと言われても思い出せないような、たわいもなく、とりとめのない話ばかりしていた。内容的には、部活の帰りにマックでだべっていた頃と大差ない感じだ。気がつくともう夕方。楽しい時間は、あっという間に過ぎた。
普段ほとんど連絡を取り合わないが、年に数回会う時には、毎日会っているかのような変わらぬノリで話ができる。皆大人になり、社会に出て、いろいろ変化しているはずなのに、集まった時の居心地のよい空気は変わらない。それはとてもありがたいことだと思うし、幸せなことだと思う。
2012.12.1投稿