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給食デビュー

昨日からななちの給食が始まった。六年生のお兄さんお姉さんが配膳の仕方を教えてくれたらしい。メニューはハヤシライスに野菜ソテー、デザートは桃のゼリーだ。なんて小洒落たメニューなんだろう。野菜炒めでなく、野菜ソテーというあたりが、なんだか時代は変わったなあと思う。
私にはあまり給食の記憶はないが、「インディアンサラダ」というメニューだけが、その恐ろしいまずさ故に強烈に記憶に残っている。カレー粉のまぶされたごぼうサラダのようなものだったが、一口食べてアウトな感じだった…。
給食よりも鮮明に覚えているのが、サウジにいた頃のラマダーン月だ。サウジではその暑さのため、会社も学校も正午になると一度帰宅し、昼食を家で食べ休んでから2時ごろから午後の授業や仕事に出かけるのが常だった。ただムスリムが日中断食を行うラマダーン月の一ヶ月間だけは、日本人スタッフのみ食事のために帰宅するのはよろしくないとの会社の方針で昼休みはなかった。それに倣い小学校もラマダーン月だけは昼に帰宅せず、学校でカンパンやリッツ、牛乳などの軽食をとりそのまま午後の授業をやって早めに下校することになっていた。
給食というには程遠いものだが…友達みんなで学校で食事をする、ということがとても嬉しかった。私にとってみればこれが給食デビューのようなものだからこそ、こんなにも鮮明に覚えているのであろう。カンパン缶の中からドライパインを見つけた時の嬉しさや、嫌いな牛乳を必死に一気飲みしたこと…。リッツの間にみっちりとバターをはさんで食べるという技もこの時に覚えた。高カロリーのため自重しているが、今でも大好きな食べ方だ。
「今日は豚丼とデザートはイチゴのケーキなんだよ!ご飯多めにしてもらうんだ〜。」と喜んで登校していったななち。ななちの給食デビューも、楽しい思い出として残りそうで良かったなあと思う。

2013.4.10投稿

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