オリンピックと同時にスタートしたななちの夏休み。7月は中学校生活最後のコンクールに向けて練習の日々だった。(私にとっては早起きして弁当を作る日々だった。)

昨年は感染対策のためにコンクールが中止され、部活動自体もかなり制限されてしまった。吹奏楽部なのに管楽器を吹く活動ができない時期もあったりした。

そんな中でも、工夫しながら活動を続ける子供達の姿を見てきたので、今年のコンクール開催には感謝しかなかった。コンクール当日、いつになく強ばった表情のななちの緊張をとくため「悔いのない演奏ができれば良い、むしろ県大会行かない方が受験勉強に早く取り組めるよ！」なんて軽口をたたいて送り出したが、本心としてはななちと同じくらい県大会進出を願っていた。なんなら神社にお詣りにも行った。

その時のおみくじ。吉で願望は叶うと出た。

自分も吹奏楽ガチ勢だったので、夏のコンクールでの金賞&県大会進出がどんなに嬉しいことかはよく理解している。

だから本番の演奏を聴いた時の「これはもしかしたらいけるのでは」というドキドキ感は半端なかったし、県大会進出の発表を聞いた時には思わず声が出るほど嬉しかった。

県大会進出が決まった事により8月に入っても部活の日々が続いた。(早起きして弁当を作る日々も続いた。)部活で疲れてしまうため宿題と受験勉強があまり捗っていないのが少々心配だが、部活に夢中になった思い出は他の何にも替え難い一生の宝物となるだろう。

明日はいよいよ県大会。無観客開催のため会場で聞くことはできないが、ネット配信してもらえるので画面越しに応援する予定。中学校の部活生活を締め括るのにふさわしい演奏ができますように。