『マンガでおぼえる百人一首』(岩崎書店)

気がつけば一月もあと残り3日。月が終わってしまう前に、百人一首関連の本をもう一冊ご紹介。『ぼくのニセモノをつくるには』『りんごかもしれない』などでお馴染みのヨシタケシンスケさんのイラストが目に止まって買ってみた『マンガでおぼえる百人一首』

歌を現代訳し、その歌に使われている枕詞や掛詞について解説している本で、前に紹介したものと比べると、より実戦的というか、お勉強色の強い一冊だった。穴埋め式のおさらいテストなどもついており、歌を理解する、というよりも、歌を覚えることを目的としている本だと感じた。

またそれぞれの歌には、歌の情景や詠んだ人の気持ちを、現代のシチュエーションに置き換えたヨシタケシンスケさんの一コママンガがついている。このマンガのおかげで、小学生くらいの子供でもすんなり理解できる内容となっている。

著者は、Eテレ『にほんごであそぼ』を監修している齋藤孝氏。もっと日本の古典を身近に感じて欲しい、子供の語彙力をを高めたいという思いを持っているようで、同じシリーズで四字熟語や慣用句、敬語の本も出しているようだ。

最近仕事をするようになって、微妙な敬語が氾濫しているなあと感じることが多々あったので、今度敬語の本は買ってみようと思う。しかし、言葉というのは生き物的な部分があり、使い方がおかしい言葉でもその使い方をする人が増え、そちらが主流になれば、それが正しいものになったりする…納豆と豆腐のように。なので、ななちが大人になった時の敬語は、また全然違うものになったりしているのかもしれない。