絵本レビューとWwbと…

『かさぶたくん』(福音館書店)



ななちの悪い癖に「かさぶたむきむき」がある。幼稚園の頃は園庭で走り回っていたのでよく転んでひざこぞうを擦りむいていた。そしてそれがかさぶたになると…気になりむいてしまうのである。そんなななちのために母が買ってきてくれたのがこの絵本である。

「かさぶたって何?」「なんでむいたらいけないの?」という子供の疑問に、素朴なタッチの絵と手書きの文字でおもしろおかしく答えてくれる。

「とりたいなあ とりたいなあ かさぶた とりたいなあ」というセリフは子供の気持ちそのものだし、かさぶたを「かりんとう」だとか「う○こ」だとか言うのも子供の発想そのものなので、思わず笑ってしまう。

しかしその一方で、かさぶたの役割やかさぶたの下で何が起こっているのかについても、割と本格的に説明している。この辺りはさすが、「かがくのとも」シリーズであると思う。ななちもこの絵本を読んだ後はなんとなく、かさぶたはむいてはいけないのだと納得していた。(しかし、しばらくすると無意識にむいてしまうのだが…。)

今ななちの唇周りがとても残念なことになっている。乾燥して無意識に舐めていたせいで真っ赤に荒れてしまったのである。ひどくなるからやめなさい…と言ってもついつい無意識に舐めてしまいどんどん悪化。クリームを塗ってもそれが気になりまた舐めてしまう…を繰り返し、一番ひどい時は唇サイズ二倍アップのまさに「タラコ唇」状態だった。ようやく最近、快方に向かい始め、唇の下に小さなかさぶたが沢山できている。ムズムズしているななちに、ここは我慢のしどころだと久しぶりに「かさぶたくん」の話をした。

2014.4.11投稿

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