先日高校の友達とランチをしていた時のこと。友人の一人が「とんかつやフライを作った後の衣を丸めて揚げるとチキンナゲットになる」と言いだした。自称「脊髄反射で嘘をつく女」の彼女の言うこと、皆が信じ切ったところで「そんなことあるわけないじゃん。」と自らツッコミを入れるのだろうと思っていたが、今回は違った。ご丁寧なことに、後日そのナゲットの作り方をメールしてきたのである。その数日後、もう一人の友人がそのレシピに従い実際に作ってみたと連絡してきた。曰く「限りなくナゲットに近いパン粉」であり「意外に美味しい」とのこと。

そこまで言うのなら…と私も挑戦してみた。とんかつの衣をつけた後、残った小麦粉とパン粉に卵液を加え軽く塩コショウ（我が家はクレイジーソルトを使用。）をして、丸く成形。さらに表面にパン粉をはたくと…見た目はチキンナゲットである。

これを油でこんがり揚げると…見た目だけは本物のナゲットである。でも所詮小麦粉とパン粉のかたまり。食感でわかるでしょ…と食べてみたところ…不思議と違和感がない。肉は全く入っていないのに、なぜか食感がトリのムネ肉。ケチャップをつけて食べると「ほぼ」ナゲットだ。ななちに黙って出したところ、フツーに喜んで食べていた。後で教えたらびっくりしつつ、「エコだねえ〜」とお褒めいただけたので、我が家ではこの料理を「エコナゲット」と呼ぶことにした。