昨夜二本目の乳歯が抜けた。…というか、また私が抜いた。

一本目が抜けてすぐ、隣の歯もグラグラし始めた。前回同様、気がつくと、口の中に指をいれてグラグラ動かしていた。指で動かすのは汚いからやめなさいと言っても、無意識なのだろう、何度注意してもやめない。学校でもやっているのだろうな…。やだなあ…と思いつつ見守ること一週間。昨日の夜、「ママ、また抜いて〜。」とななちがやってきた。一点だけがくっついていて、取れそうで取れないのが気持ち悪いらしい。かといって、自分で引っこ抜く勇気はないようだ。意外とビビリなのである。

そんな訳で試しに引っ張ってみたところ、「いった〜い！！やっぱムリ〜！！」とななち逃亡。

…しかし、私はその一回で「いける！」という感触を得た。しばらくして、ななちがテレビに夢中になっている時に、何気なく歯を覗くふりをして「えいッ。」と一思いに引っ張るとすっぽ抜けた。ななちも「え？抜けたの？」とびっくりするほどあっさりと。
二本歯抜けのななち。なんだか人相が変わる。本人は「口閉じたままでも、うどんが二本通りそう！」と喜んでいるが。この週末のお昼ごはんもうどんになりそうだ。（ちなみに前回もうどんをリクエストされた。）

二本の抜けた歯。昔は屋根や縁の下に投げていたが、最近はケースに入れて全部とっておくのが流行りらしい。これはどうやら欧米の習慣のようだ。マンションが主流になったため、投げる場所がなくなったということも関係しているのかもしれない。雑貨屋さんやネットショップでは、「ティースケース」やら「乳歯ケース」という名で、抜けた歯をきれいに並べて保管できるケースがたくさん売られている。

しかし。抜けた歯、そんなにいるかなあ。最初の一本だけ記念にとっておけばいいじゃないかな…そんなことを思いながらティースケースを探していたら、今日ちょうど良いものを見つけた。小さくて、飾っておけるタイプのものだ。

蓋にヘアブラシと歯磨きチューブのモチーフがついているのも可愛い。届くのが楽しみだ。これに最初の一本だけ入れておいて、あとの歯は投げさせてしまおう。