おすすめ絵本:『ぼく、だんごむし』(福音館書店)

ななちが大好きなダンゴムシ。そして私が大嫌いなダンゴムシ。子供の頃、何気なくレンガを持ち上げたら大量のダンゴムシが湧き出てきた。その様子がナウシカのオウムとだぶりトラウマとなった。以来、私の中でダンゴムシはゴキブリの次に嫌いなムシとなり今に至っている。

しかしななちはダンゴムシが大好きだ。春になると庭先でダンゴムシをたくさん捕まえ、手のひらに乗せて遊んでいる。「くすぐった〜い!ママ、見て〜!」と嬉しそうに見せてくれるが…手のひらに十匹くらいうごめいているヤツらを見ると悪寒が走る。まったく可愛いとは思わない。

そんな私のためにななちが勧めてくれたのが、この絵本「ぼく、だんごむし」だ。ダンゴムシ自身が、優しい語りかける口調でその生態を教えてくれる絵本である。とても身近な生き物なのに、その生態は意外と知らないダンゴムシ。体を作るために石やコンクリートを食べること、脱皮は後ろ半分、前半分を二日に分けて行うことなどこの歳になって初めて「そうなんだ!」と驚くことばかりだ。

最後は「ぼくたちのことを すきになってくれたら、うれしいな。」と結ばれる。確かにほんのちょっとだけ親しみが持てたかもしれない。(でもやっぱり触れない。)